あ~…風邪ひいて喉痛い。頭も痛い。さらに熱まで出てきて…。しんどい…。でも仕事を休むわけにはいかないし…。
そんな時、すぐにでも症状を和らげたいと思いますよね。私自身、年に一度はそんな経験をしています。
なにより休息が一番ではありますが、現実にはそれが難しい場合もあります。
今回解説する「エスタックEXネオ」は、効果の発現速度や強さに重点を置いてるようです。
この記事では薬剤師としての私の視点から、「エスタックEXネオ」のどのような特徴がその速さと効果を実現しているのか、またその成分がどのように働き、どのような注意点があるのかについて、詳しく解説していきます。
エスタックEXネオの基本情報
・製造会社:エスエス製薬
・主な成分
成分名 | 1日量(15歳以上の) | はたらき |
イブプロフェン | 600㎎ | 熱をさげ、痛みを和らげる |
ヨウ化イソプロパミド | 6mg | 鼻水を抑える |
クロルフェニラミンマレイン酸塩 | 7.5mg | 鼻水、くしゃみを抑える |
アンブロキソール塩酸塩 | 45mg | 痰を出しやすくする |
ジヒドロコデインリン酸塩 | 24mg | 咳を抑える |
dl‒メチルエフェドリン塩酸塩 | 60mg | 気管支をひろげ、咳を鎮める |
酸化マグネシウム | 300mg | 胃を保護する・イブプロフェンの吸収を速める |
無水カフェイン | 75mg | 頭痛をやわらげる |
・包装
12錠、24錠
(PTP包装)
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それぞれの成分の解説
この製品には主な成分が8種類入ってます。
それぞれ解説していきますが、少し長くなるので折り畳みにしておきます。
興味のある方は読んでみてください。
※それぞれの成分の解説は、基本的には他の記事のと同じです。
製品内含量のところに少し固有のコメントをつけてるだけです。
イブプロフェン
クリック・タップで開きます。
・分類:いわゆる「解熱鎮痛剤」です。その中でもNSAIDsと呼ばれるものですね。一般的なものです。
50年ほど前から使われていて実績は十分ですね。
・効果:体内で痛みや炎症の原因となる特定の物質の作用を抑えることによって、頭痛や筋肉痛などの痛みを和らげる効果があります。
また、熱を下げるのを助ける作用もあります。
一般的な解熱鎮痛剤は小児に使えない事が多いのですが、これは小児にも適応があり使いやすいですね。
よく小児の頭痛などに処方されます。
国際的にも小児の解熱にはこのイブプロフェンかアセトアミノフェンが推奨されています。
(日本では小児の解熱には適応がありません。痛み止めとしてだけです。)
・臨床での使用例:いろいろな痛みや発熱に使えます。他の解熱鎮痛剤と同じですね。
ただ、あまり成人の方に処方されてるのは見ないかな?医師の好みもあると思いますが。
やっぱりどちらかと言うと小児に使う事の方が多いと思います。
・副作用と注意点:一番は胃に負担がかかる、という事でしょうか。胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの消化性潰瘍には禁忌となってます。
風邪のように短期間の使用であれば問題になることはないと思いますが、空腹時には飲まないようにした方が良いと思います。
あと、喘息をもってる方も注意してください。「アスピリン喘息」を誘発する可能性があります。
普段から痛み止めを飲んでいる方は、これを一緒に飲むと飲みすぎになる可能性があります。薬局で相談してみるといいでしょう。
長期間の服用は腎臓に負担がかかりますが、風邪のときに使うように短期間であれば問題ありません。
妊娠後期(28週以降)の方には禁忌となっています。胎児の動脈管(心臓と大動脈をつなぐ血管)が収縮した、という報告があります。
妊娠後期の方はアセトアミノフェンという解熱鎮痛剤が入ったものした方が良いかと思います。
・薬物相互作用:作用機序は不明ですが、ジドブジンというHIV感染症に使う薬とは併用禁忌になっています。血友病患者さんで出血しやすくなったとか。
イブプロフェンは、他の薬と一緒に使うときに注意が必要な成分があります。
特に、血をサラサラにする薬、一部の心臓病や高血圧の治療薬、そして特定の感染症や痛み・炎症を治療する薬との併用は、副作用のリスクを高めることがあります。
これらの薬をすでに使用している方は、イブプロフェンを含む製品を使う前に、医師や薬剤師に相談することをお勧めします。
イブプロフェンの併用注意の一覧です。(クリック・タップで開きます)
ワルファリン | ワルファリンの作用を増強するおそれがあります。 |
アスピリン | アスピリンの血小板凝集抑制作用を減弱するとの報告があります。 |
・抗凝血剤 ワルファリン等 ・抗血小板剤 クロピドグレル等 ・選択的セロトニン 再取り込み阻害剤(SSRI) フルボキサミン、 パロキセチン等 | 消化管出血が増強されるおそれがあります。 |
炭酸リチウム | リチウムの血中濃度が上昇し、リチウム中毒を呈したとの報告があります。 |
・チアジド系利尿薬 ヒドロクロロチアジド ・ループ利尿薬 フロセミド | これら利尿薬の作用を減弱するとの報告があります。 |
・ACE阻害剤 エナラプリル等 ・β遮断剤 プロプラノロール等 | 降圧作用が減弱するおそれがあります。 |
タクロリムス水和物 | 急性腎障害があらわれたとの報告があります。 |
・ニューキノロン系抗菌剤 エノキサシン水和物等 | 他の非ステロイド性消炎鎮痛剤で併用により痙攣があらわれたとの報告があります。 |
メトトレキサート | メトトレキサートの作用を増強するおそれがあります。 |
コレスチラミン | 本剤の血中濃度が低下するおそれがあります。 |
スルホニル尿素系血糖降下剤 クロルプロパミド、 グリベンクラミド等 | 血糖降下作用を増強(低血糖)することがあります。 |
CYP2C9阻害作用を有する薬剤 ボリコナゾール、フルコナゾール | イブプロフェンの血中濃度が上昇するおそれがあります。 |
・製品内含量(成人):エスタックEXネオの1回分には200mg入っています。1日600mg。
医療用のと同じ量ですね。市販の風邪薬だと珍しいかな?
この風邪薬には後述する酸化マグネシウムが入っているので、胃への負担は軽くなると思います。
ヨウ化イソプロパミド
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・分類:「抗コリン薬」の分類になります。その中でも「四級アンモニウム化合物」というものになります。
「抗コリン薬」は「抗コリン作用」を持つ薬のことですが、「抗コリン作用」とは、薬が体内の特定の受容体に作用して副交感神経の働きを抑え、口の乾燥や目の焦点調節の問題、便秘などの副作用を引き起こすことです。
ただ、この副作用を逆手にとって、薬としてもよく使われます。
薬とはすなわち毒です。使い方次第でどちらにもなり得ます。
・効果:抗コリン作用、つまり副交感神経の働きを抑えることで、いろいろな効果を示します。
唾液の分泌や鼻水を抑えたり、胃や腸の動きを抑えたり、心拍数を上げたり、膀胱を緩めたりなど。
・臨床での使用例:このヨウ化イソプロパミドは医療用医薬品としては存在しません。
「四級アンモニウム」の医療用医薬品はあるのですが、これは基本的には胃腸の過剰な動きを抑えたり胃酸を抑えたりと、胃腸に使う事が多いですね。
市販の風邪薬には鼻水を抑える目的で配合してることが多いみたいです。
・副作用と注意点:やっぱり問題になるのは「抗コリン作用」です。作用であり、副作用でもあります。
作用と副作用は相反するものでもなくて、作用が強く表れると副作用となる事もあります。
まず、閉塞隅角緑内障、前立腺肥大、重篤な心疾患、麻痺性イレウスがある方には禁忌となのですが、この製品では「医師・薬剤師に相談」となってますね。
出やすい副作用としては、口の渇き、便秘などでしょうか。
・薬物相互作用:このヨウ化イソプロパミドの情報はないのですが、一般的に抗コリン薬は下のような薬とは併用注意になるので参考として載せておきます。
・三環系抗うつ剤 アミトリプチリン イミプラミン 等 ・フェノチアジン系薬剤 プロクロルペラジン クロルプロマジン 等 ・MAO阻害剤 ・抗ヒスタミン剤 クロルフェニラミン ジフェンヒドラミン 等 | 本剤の作用が増強されることがあるので、併用する場合は減量するなどしてください。 |
・製品内含量(成人):エスタックEXネオの1回分には2mg入っています。1日6mg。
この成分は医療用医薬品としては存在しません。
ただ、日本製薬団体連合会(日薬連)というところの資料では、1回3mg、1日2~3回となっています。
クロルフェニラミンマレイン酸塩
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・分類:「抗ヒスタミン薬」と呼ばれるものです。
細かく言うと「ヒスタミン(H1)受容体拮抗薬(第一世代)」となります。
第一世代と第二世代は似たようなものですが、多少効果や副作用が変わってきます。
あと、クロルフェニラミンマレイン酸塩には「d(ディー)体」と「l(エル)体」というのがあります。
この製品に入っているのはd体とl体の両方が入ってるものですね。d体だけのものもあります。
l体の方は抗ヒスタミン作用があんまりなくて眠気の副作用があります。特にメリットはありません。
・効果:気管支や血管の細胞、知覚神経にあるH1受容体というところにヒスタミンという物質がくっつくことで鼻水やくしゃみ、痒みが出るのですが、その受容体をブロックすることで症状を抑えます。
ただ、鼻水を抑える効果はありますが、鼻づまりの方にはあまり効きません。
(製品の説明書には「くしゃみ、鼻みず、鼻づまりなどの症状をおさえます」と書いてますけど)
この成分には抗ヒスタミン作用の他に、抗嘔吐作用や抗コリン作用というものがあります。
第二世代と比べると効果の発現が早めですね。
「抗コリン作用」とは、上の「ヨウ化イソプロパミド」のところにも書いてますが、薬が体内の特定の受容体に作用して、口の乾燥や目の焦点調節の問題、便秘などの副作用を引き起こすことです。これにより、リラックスしたり眠くなったりする効果もあるため、使用時にはこれらの点に注意が必要です。
・臨床での使用例:アレルギー性疾患全般に使っています。
アレルギー性鼻炎、上気道炎の鼻水・くしゃみ、蕁麻疹、湿疹など。
とにかく鼻水とくしゃみ、痒みがあればこの系統を使います。
病院ではあまりファーストチョイスにはならないかな?第二世代が効かない場合に使うといった感じです。
それに使うにしてもd体のみの薬がメインになって、あんまりdl体は使わないと思います。
・副作用と注意点:この成分は注意点が多いです。
抗コリン作用というものにより眼圧が上昇したり、排尿困難や尿閉などが現れることがあるので、
閉塞隅角緑内障、前立腺肥大など下部尿路閉塞疾患がある方には禁忌となります。
(と言っても、この2つの疾患を持ってる方は大体治療されているので大丈夫な場合が多いです。主治医に訊いてみてください)
出やすい副作用としては眠気や口渇があります。
ただ、すごく個人差が大きいので何ともない人は本当に何ともありません。それでも最初に飲んだ後は注意してください。
口渇については特に問題にはならないですが、結構カラッカラになって不快です。私はですが。
・薬物相互作用:併用注意のものがあるので載せておきます。
バルビツール酸系薬剤等 アルコール | 相互に作用を増強することがあるので、併用する場合には減量するなどしてください。 |
モノアミン酸化酵素阻害剤 | 相互に作用を増強することがあるので、併用する場合には減量するなどしてください。 |
抗コリン作動性薬剤ブチルスコポラミン臭化物 アトロピン硫酸塩水和物等 | 相互に作用を増強することがあるので、併用する場合には減量するなどしてください。 |
ドロキシドパ ノルアドレナリン | 血圧の異常上昇を来すおそれがあります。 |
併用禁忌というわけではないので、なんか眠いな~、ふらふらするな~と感じたら風邪薬の量を減らして様子をみてください。
・製品内含量(成人):エスタックEXネオの1回分には2.5mg入っています。1日7.5mg。
医療用では1回2~6mg、1日2~4回使うので最高で1日24mg使います。
それと比較すると少なめかもしれませんが、副作用の出やすさを考えると妥当かもしれませんね。
他の市販薬もほぼ同じ量を使っていますね。
アンブロキソール塩酸塩
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・分類:いわゆる「去痰薬」の中の「気道潤滑薬」です。
・効果:気道や肺表面の活性物質の分泌を促進したり、線毛(粘膜の表面にある毛みたいな細胞。異物を喉の方に運ぶ)の動きを良くして痰を出しやすくすることで、咳を抑えたり呼吸を楽にします。
・臨床での使用例:痰が絡む咳とか、慢性の気管支炎、気管支喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)によく使われます。
あと、痰だけではなくて、副鼻腔炎にも膿を出すのに使われます。
・副作用と注意点:副作用は胃部不快感くらいでしょうか。これはどの薬でも有り得るので仕方ないですね。
ただ、副作用が出た人は私はあまり見た事がありません。薬疹が出る方がたまにいますが。
小児から高齢者まで使いやすい薬だと思います。
でもこの成分に対してアレルギーがある方はもちろん避けてください。
・薬物相互作用:特にありません。
・製品内含量(成人):エスタックEXネオの1回分には15mg入っています。1日45mg。
これは医療用で使われるのと同じ量になりますね。量としては十分だと思います。
ジヒドロコデインリン酸塩
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・分類:「鎮咳薬」。いわゆる「咳止め」ですが、その中でも「中枢性麻薬性鎮咳薬」に分類されます。
・効果:咳中枢を抑制することで咳が出るのを抑えます。
もともと咳というのは、肺や気管などの呼吸器を守るために、外から入ってきた異物(ほこりとかウイルスとか)を外に追い出す生体防御反応です。ほこりとかウイルスなどを気道の粘膜上にあるセンサーが感じ取ると脳にある咳中枢に信号が送られて咳が出るのですが、それを抑えるという事ですね。
あとは消化管の動きを抑制する効果もあります。
・臨床での使用例:基本的には強い咳に対して使います。できれば痰の絡んでない乾いた咳の時がいいです。
あと消化管の動きを抑制するので下痢止めとしても使いますね。
ただ、どちらの使い方でもあまり長期間は使いません。頓服という感じで症状が強い時だけ使います。
・副作用と注意点:この成分は効果的な鎮咳薬ですが、使用には慎重さが求められます。
特に、以下の副作用や注意点に留意する必要があります。
まず、痰が絡んだ咳に対しては使いにくいです。痰を硬くするので余計に痰が出しにくくなる可能性があります。
副作用としては、便秘、麻痺性イレウス(腸閉塞)、悪心・嘔吐、排尿障害、依存性、眠気、呼吸抑制、気管支痙攣などがあります。この中でも便秘(下痢止めとしても使うので)、眠気、悪心・嘔吐は出やすいです。
あと、以前から問題になっている「オーバードーズ(過剰摂取)」の大半はこのコデインのようです。
市販で買えるとは言え麻薬の一種には変わりありません。
長期間の使用や高用量の使用は依存性を引き起こす恐れがあるため、指示された用量を厳守し、症状の改善が見られない場合は専門家に相談してください。
・薬物相互作用:他の薬と一緒に飲むことで副作用が出やすくなる事があるので、普段飲んでる薬がある方は薬局で相談してみてください。
下に相互作用の表を載せておきます。
モノアミン酸化酵素阻害剤 三環系抗うつ剤 β-遮断剤 アルコール | フェノチアジン系薬剤、バルビツール酸系薬剤等呼吸抑制、低血圧及び顕著な鎮静又は昏睡が起こることがあります。 |
ワルファリン | ワルファリンの作用が増強されて出血しやすくなることがあります。 |
抗コリン作動性薬剤 | 麻痺性イレウスに至る重篤な便秘又は尿貯留が起こるおそれがあります。 |
・製品内含量(成人):エスタックEXネオの1回分には8mg入っています。1日24mg。
病院では1回10mg、1日3回まで使います。
一般的に使用される量と比較して適切であり、安全で効果的な範囲内であると考えて良いかと思います。
dl-メチルエフェドリン塩酸塩
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・分類:「交感神経刺激薬」になります。
自律神経には交感神経と副交感神経と2つあって、そのうちの交感神経に働くものです。
・効果:交感神経には大きく分けて「α受容体」と「β受容体」という2種類の受容体があって、メチルエフェドリンはその両方を刺激します。
さらに「β受容体」は「β1」「β2」などいくつかタイプがあります(今分かっているのは「β3」まで)。
メチルエフェドリンを風邪薬として使う場合は、主に「β2刺激薬」として使います。
気管支には交感神経のβ2受容体というのがあって、そこにメチルエフェドリンがくっつくと気管支が拡張して呼吸が楽になります。
ただ、交感神経の受容体は全身のあちこちにあるので、思わぬ副作用が出ることがあります。
あとメチルエフェドリンには中枢性の鎮咳作用もあるようですね。
・臨床での使用例:気管支喘息や気管支炎、結核、風邪の咳など、咳や呼吸の症状に使います。
あと抗アレルギー作用も持っていて蕁麻疹や湿疹にも適応がありますが、これらに使ってるのは見た事がありません。
・副作用と注意点:副作用としては、動悸が出やすいかと思います。
あとは手の震えが出ることもあります。どちらも薬を止めると症状も治まるはずです。
ただ、過度に使用すると不整脈からの心停止をする事もあり、注意が必要です。通常使う量ならまず問題にはならないですね。心疾患のある方は注意してください。
あと、甲状腺の機能を亢進させたり、血圧が上がったり、血糖値が上がったりすることもあります。
甲状腺機能亢進症、高血圧、糖尿病の方は注意してください。
・薬物相互作用:カテコールアミン製剤(アドレナリン、イソプレナリン塩酸塩等)とは併用禁忌になります。この辺は循環不全の急性期(いわゆるショック)に使うものなので、あまり通常は使われるものではありません。
併用注意もいくつかあるので載せておきます。
・モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤 セレギリン塩酸塩 ラサギリンメシル酸塩 サフィナミドメシル酸塩 | 作用が増強されるおそれがあるので、減量をするなどしてください。 |
・甲状腺製剤 チロキシン リオチロニン等 | 作用が増強されるおそれがあるので、減量をするなどしてください。 |
・キサンチン誘導体 テオフィリン ・ステロイド剤 プレドニゾロン ・利尿剤 アミノフィリン | 血清カリウム値が低下するおそれがあります。 併用する場合には定期的に血清カリウム値を観察して、用量について注意してください。 |
喘息を治療中の方は、この系統の成分をすでに服用してる可能性があるので注意してください。飲み薬としてではなく、吸入薬の中に入っていることが多いです。
・製品内含量(成人):エスタックEXネオの1回分には20mg入っています。1日60mg。
医療用では、1日に75~150mg使われます。
医療用と比べると少なめではありますが、他の市販薬も同じ量ですね。
この風邪薬には他に咳止めも入ってますし、副作用の事も考えると十分かと思います。
酸化マグネシウム
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・分類:「制酸・緩下剤」となります。
・効果:まず制酸剤として、胃酸を中和する作用があります。
で、ここで化学のお話。
胃酸とは塩酸なのですが、化学式だと「HCl」となります。酸化マグネシウムは「MgO」。
胃の中ではこうなります。
MgO+2HCl→MgCl2+H2O
酸化マグネシウムと胃酸が反応して、塩化マグネシウムと水になります。これで胃酸が中和されます。
MgCl2は腸の中で「炭酸水素マグネシウム(Mg(HCO3)2)」とか「炭酸マグネシウム(MgCO3)」とかになります。これが浸透圧により腸の壁から水分を奪って、腸の内容物(便)を軟らかくします。
この作用により下剤として使われます。
この2つが主な作用ですが、このエスタックEXネオでは解熱鎮痛剤であるイブプロフェンの溶出を早くする、という目的でも使っているようですね(イブプロフェンは酸性より中性の方が早く溶けるそう)。
・臨床での使用例:制酸剤としても使わないこともないのですが、ほぼ下剤として使います。
他の下剤では習慣性(薬を使わないと便が出なくなる)があるものがあるのですが、この酸化マグネシウムは習慣性がありません。つまりクセになりません。使いやすいですね。
量の調節も簡単だし、副作用もほとんどありません。
便秘には第一選択として使う事が多いです。値段もすごく安いし。
・副作用と注意点:副作用はほぼありません。量が多かったら下痢しますけど。
ただ一点だけ、高マグネシウム血症というのがあります。
これは健康な方であればまず問題にはならないのですが、腎臓の機能が落ちてる方は注意が必要です。
一応高齢者には慎重投与という事になっています。
ただ、この風邪薬に入ってる量であればまず問題になる事はないと思います。
・薬物相互作用:併用禁忌はないのですが…併用注意はかなり多いです。
一応、医療用医薬品の添付文書に載っているのを全部載せておきますが、多すぎるので折り畳みにしておきます。
酸化マグネシウムの併用注意の一覧です。(クリック・タップで開きます)
・テトラサイクリン系抗生物質 テトラサイクリン、 ミノサイクリン等 ・ニューキノロン系抗菌剤 シプロフロキサシン、 トスフロキサシン等 ・ビスホスホン酸塩系骨代謝改善剤 エチドロン酸二ナトリウム、 リセドロン酸ナトリウム等 ・抗ウイルス剤 ラルテグラビル、エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩等 | これらの薬剤の吸収が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、同時に服用しないなど注意すること。 |
セフジニル セフポドキシム プロキセチル ミコフェノール酸モフェチル ペニシラミン | これらの薬剤の吸収が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、同時に服用しないなど注意すること。 |
アジスロマイシン セレコキシブ ロスバスタチン ラベプラゾール ガバペンチン | これらの薬剤の血中濃度が低下するおそれがあります。 |
・ジギタリス製剤 ジゴキシン、ジギトキシン等 ・鉄剤 ・フェキソフェナジン | これらの薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、服用間隔をあけるなど注意すること。 |
ポリカルボフィルカルシウム | ポリカルボフィルカルシウムの作用が減弱するおそれがあります。 |
・高カリウム血症改善イオン交換樹脂製剤 ポリスチレンスルホン酸カルシウム、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム | これらの薬剤の効果が減弱するおそれがあります。 また、併用によりアルカローシスがあらわれたとの報告があります。 |
・活性型ビタミンD3製剤 アルファカルシドール、 カルシトリオール等 | 高マグネシウム血症を起こすおそれがあります。 |
・活性型ビタミンD3製剤 アルファカルシドール、 カルシトリオール等 ・大量の牛乳、カルシウム製剤 | milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがあるので、このような症状が現れた場合には投与を中止すること。 |
リオシグアト | 本剤との併用によりリオシグアトの血中濃度が低下するおそれがあります。 本剤はリオシグアト投与後1時間以上経過してから服用すること。 |
ロキサデュスタット バダデュスタット | これらの薬剤と併用した場合、これらの薬剤の作用が減弱するおそれがあります。 |
炭酸リチウム | 高マグネシウム血症を起こすおそれがあります。 |
・H2受容体拮抗薬 ファモチジン、ラニチジン、 ラフチジン等 ・プロトンポンプインヒビター オメプラゾール、ランソプラゾール、エソメプラゾール等 | 本剤の緩下作用が減弱するおそれがあります。 |
ミソプロストール | 下痢が発現しやすくなります。 |
酸化マグネシウム自体は安全な薬なんですけどね。この辺は少し気を使います。
・製品内含量(成人):エスタックEXネオの1回分には100mg入っています。1日300mg。
医療用では人によりかなり使用量に幅があります。1日に250mg~4,000mgといったところでしょうか。
便の状態で調節して使う感じですね。
無水カフェイン
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※「無水カフェイン」と「カフェイン水和物」というのがありますが似たようなものなので、ここでは同じものとして扱います。
・分類:薬効分類でいえば「中枢興奮・鎮痛剤」になります。「中枢性呼吸刺激薬」にもなります。「キサンチン誘導体」というものの一種でもあります。
・効果:カフェインは、頭をすっきりさせたり、エネルギッシュな気分にさせたりする効果があります。それによって、心臓が活発に動いて血の流れが良くなるので、結果としてトイレに行く回数が増えることがあります。
また、カフェインは頭の中の血管を少し狭めることで、頭痛を和らげる効果もあります。
あと気管支を拡張させる作用があるので、昔はコーヒーを喘息の特効薬として使ってたみたいですね。
・臨床での使用例:そもそもあんまり使われないのですが、一番使われるのは頭痛でしょうか。脳血管を収縮させるので、血管拡張型の頭痛に使います。
一応眠気や倦怠感にも適応があるのですが、それ目的で処方されたことは一度も経験ありません。
でも医療用ではなく一般的には眠気やだるさに対してが一番使われるでしょうね。
「無水カフェイン」は「早産・低出生体重児における原発性無呼吸症」に適応があります。
市販薬に入ってることが多いですが、これは眠気防止かなと思います。あとは「元気になった気にさせる」といったところでしょうか。エナジードリンクが良い例ですね。
・副作用と注意点:副作用として不眠や振戦(手の震え)、動悸などがあります。
あと胃酸の分泌が増えるので消化を助けますが、空腹時に飲むと胃が荒れます。コーヒーには牛乳を入れましょう。ブラックを飲むなら食後にどうぞ。
・薬物相互作用:併用注意のものがいくつかあります。禁忌ではないです。
・他のキサンチン系薬剤 アミノフィリン水和物 ジプロフィリン テオフィリン等 ・中枢神経興奮薬 エフェドリン塩酸塩 マオウ等 | 過度の中枢神経刺激作用が現れることがあります。 |
・MAO阻害剤 セレギリン塩酸塩 ラサギリンメシル酸塩 サフィナミドメシル酸塩 | 頻脈、血圧上昇等が現れることがあります。 |
シメチジン | 過度の中枢神経刺激作用が現れることがあります。 |
カフェインもキサンチン系になるので、同じ系統を摂取すると過量投与になります。喘息ある人は服用してる可能性があるので注意してください。
マオウは漢方薬に入ってることが多いです。知らずに摂ってることがあるのでこれも注意を。
MAO阻害薬はパーキンソン病に使うので、パーキンソンの方は注意してください。
シメチジンは胃薬ですね。今はあんまり使われないですが、飲んでる方は注意を。
でもどれもあまり気にしなくて良いかと思います。症状が出るようならカフェインを減量してください。
カフェインは一般的な飲み物にもよく含まれているので、農林水産省のサイトにあった表を載せておきます。
カフェインは一般的な飲み物にもよく含まれていますが、その含有量は製品やブランド、調理法によって大きく異なります。ここで紹介するのはあくまで一般的な平均値または範囲であり、正確なカフェイン含有量については、各製品のラベルやメーカーの情報を参照してください。
・製品内含量(成人):エスタックEXネオの1回分には25mg入っています。1日75mg。
医療用では、頭痛に使う場合は1回100~300mgくらいでしょうか。
他の一般的な市販の風邪薬と同じ量ですね。
厚生労働省のサイトによると、「悪影響のない一日当たりの最大摂取量」の目安というのは個人差が大きく、日本でも国際的においても明確に設定はされていないようです。
例えば、
・カナダでは健康な成人だと1日400mg、妊娠中の方、授乳中の方は1日300mgまで。
・イギリスでは妊娠中、授乳中の方は1日200mgまでとなっています。
厚生労働省のサイトにもカフェインの過剰摂取についての記事があるので興味のある方は目を通してみてください。(厚生労働省のサイト→https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html)
エスタックEXネオの主要成分の効果と注意点のまとめ
8つの成分について解説してきましたが、まとめると以下のようになります。
- イブプロフェン
- 解熱鎮痛剤。痛みや炎症を抑え、風邪の不快感を軽減します。
- 副作用として胃に負担がかかることがあり、アスピリン喘息の誘発などのリスクにも注意が必要です。
- ヨウ化イソプロパミド
- 抗コリン作用により鼻水を抑えます。
- 閉塞隅角緑内障や前立腺肥大など特定の疾患を持つ方は使用に注意が必要です。
- クロルフェニラミンマレイン酸塩
- 鼻水やくしゃみ、痒みを抑えますが、鼻づまりにはあまり効きません。
- 抗コリン作用により眼圧上昇や排尿困難などの副作用があり、特に眠気に注意が必要です。
- アンブロキソール塩酸塩
- 去痰薬の中の気道潤滑薬で、気道の滑りを良くし痰を出しやすくします。
- 慢性気管支炎やCOPDなどで使用され、副作用は少なく幅広い年齢層に使いやすい成分です。
- ジヒドロコデインリン酸塩
- 中枢性麻薬性鎮咳薬で、咳中枢を抑制して咳を抑えます。
- 乾いた咳や下痢に対して使用されますが、痰を硬くする可能性や依存性、眠気などの副作用に注意が必要です。
- dl-メチルエフェドリン塩酸塩
- 気管支拡張作用があり、咳を鎮めたり呼吸を楽にします。
- 副作用には動悸や手の震えがあり、心疾患のある方は特に注意が必要です。
- 酸化マグネシウム
- 胃の粘膜を保護したり、緩下剤として使います。
- エスタックEXネオでは、イブプロフェンの効き目を早くする目的もあります。
- 量が多いと下痢します。腎機能が落ちてる方は高マグネシウム血症に注意を。
- 無水カフェイン
- 中枢興奮・鎮痛剤として、覚醒作用を持ち、頭痛や眠気防止に効果的です。
- 副作用には不眠や振戦、動悸があり、他のキサンチン系薬剤や中枢神経抑制剤との併用に注意が必要です。
用法・用量と注意点
エスタックEXネオの用法・用量
・15歳以上の方は、1回2錠・1日3回の服用になります。
15歳未満の方は服用しないでくださいということになっています。
これはなんでしょうね?
ジヒドロコデインは12歳未満には禁忌なのですが、15歳未満にダメなものというのは特にないのですが。
でもメーカーがそう言ってるので使わない方が良いですね。
何かあった場合、責任取ってもらえないかも。
注意してほしいこと
いくつか注意点を書いておきます。
・食後の服用: 「食後なるべく30分以内に」となっています。
イブプロフェンで胃痛が起こる方もいるので一応注意してください。
ただ酸化マグネシウムも入っているのであまり気にしなくて良いかと思います。
・眠気に注意:クロルフェニラミンやジヒドロコデインで眠気が出やすい方もいるので注意してください。
「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください」となっています。
ただ、全然眠くならない方もいるので、そういう方は問題ないですね。
・喘息:イブプロフェンによって喘息発作が誘発される事があります。
他の風邪薬や解熱鎮痛剤で喘息の症状が出た事がある人は、イブプロフェンではなくてアセトアミノフェンが入ってる風邪薬を選ぶと良いかと思います。
・ジドブジン(商品名:レトロビル、コンビビル)服用中の方は禁忌となっています。
・服用期間: 風邪薬は症状を緩和するもので、風邪自体を治すわけではありません。
3~4日服用しても症状が良くならない場合は、医師の診断を受けた方が良いかと思います。
ジヒドロコデインやデキストロメトルファンのオーバードーズの問題もあります。
長期の連用はしない方が良いかと思います。
妊娠中の方
妊娠後期(28週以降)の方は禁忌です。
(この風邪薬の添付文書には「出産予定日12週以内の妊婦は飲まないで」という書き方になっています)
イブプロフェンが胎児の動脈管(心臓と大動脈をつなぐ血管)が収縮した、という報告があります。
妊娠後期の方はアセトアミノフェンという解熱鎮痛剤が入ったものにした方が良いかと思います。
あとジヒドロコデインも妊娠28週以降は推奨されません。
豪州ADECというオーストラリアの危険度分類があるのですが、それによればジヒドロコデインの分類はAとなり、
「多くの妊婦と妊娠可能年齢の女性によって服用されており、それによって先天奇形の発症率の上昇や、間接・直接の胎児に対する有害作用が確認されていない」
ということで、今までの使用経験上では大丈夫だったよ、ということになります。
ただ、違う基準(Briggs基準)によると「妊娠28週以降は胎児への危険性が示唆される」という分類になっています。
それ以前であれば問題はなさそうですが、メチルエフェドリンによって胎児が頻脈を起こすことがある、という事もありそうです。
服用するにしても短期間の使用にとどめておいた方が無難だとは思います。
あと、やっぱり妊娠してる方は市販薬は使わず受診して医師に薬を処方してもらった方が良いと思います。
授乳中の方
この薬の添付文書には「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」と書いてあるのですが…
こちらについては特に問題ないと考えます。
ジヒドロコデインは基本的には「授乳を避けること」となっています。母乳に移行して乳児にモルヒネ中毒(傾眠、哺乳困難、呼吸困難等)が生じたとの報告があります。
母親に便秘や眠気などの副作用が出ている場合は授乳をやめた方が良いでしょうね。
似たようなものでデキストロメトルファンというのがあり、こちらは安全に使用可能となっています。
心配であれば授乳後に薬を服用すると良いでしょう。次の授乳までに薬はかなり分解されてます。
この場合、食後とかは気にしないでOKです。4~5時間程度時間を空けて、服用できるタイミングで服用してください。
あと、この薬を服用中は粉ミルクを使うという手もあります。
エスタックEXネオの特徴と利点と個人的な感想
いわゆる「総合感冒薬」ですね。
発熱、頭痛、のどの痛み、咳、痰、鼻水などいろいろな症状に効果があるかと思います。
メーカーによると、この風邪薬は「クイックアクション製法」という技術を使っているそうです。
以下はエスエス製薬のサイトからの引用なのですが、
クイックアクション製法とは?
「従来、イブプロフェンと酸化マグネシウムは配合変化を起こすため、同時配合が非常に困難でした。
そこで、エスエス製薬では、独自の顆粒を用いたクイックアクション製法を開発し、日本で初めて総合感冒薬での同時配合を実現しました。
その結果、速い溶出性と胃粘膜保護作用を可能にしました。」
とのことです。
イメージとしてはこんな感じだそう。
イブプロフェンの最高血中濃度到達時間(Tmax)は、医療用医薬品の製品だと錠剤で約2時間です。
つまり、飲んでから2時間後くらいが一番薬の血中濃度が高くなる・効果が高くなるという事なのですが、この製品はもう少し速く効くみたいですね。
イブプロフェンの顆粒だと約1時間なので、おそらくはこれに近いのかな?
酸化マグネシウムを一緒にすることで胃への負担も軽減されるので悪くないですね。
ただ、「それならアセトアミノフェンでも良いんじゃないの?」と思ったりもしますが…。
まあ、他の製品との差別化という事なんでしょうね。
ジヒドロコデインも入っているので、それによる便秘を抑えるのにも酸化マグネシウムは丁度良いかと思います。
イブプロフェンの量が他の製品と比べて多め、というのも特徴でしょうか。
解熱鎮痛剤が医療用として使うのと同じ量が入ってるのは珍しいと思います。
確かにこれなら他の風邪薬よりは解熱・鎮痛に対しては効果が高そう。
他の成分に関しては特別なものはないですね。
熱を早く下げたい、頭痛や喉の痛みを早く抑えたい、という時には良いかもしれません。
他の風邪薬があまり効かない人でもこれは効果が出るかもしれないですね。
使用した方の口コミ・レビューなど
ものログというサイトの口コミです。
まず良い評価の方は、
「この類の風邪薬はちゃんと選ばないとなかなか効果は期待できないけど、これは割と効果が得られた」
「喉の痛み、咳にこの薬は効く」
「発熱、喉の痛み、頭痛に効果があった」
といった具合。
否定的な意見としては、
「効き目が早いけど凄く眠くなる」(否定的かどうかは微妙ですけど)
「飲みはじめ。まだ改善は見えず」
「値段が高い」(効果に対してじゃないけど)
といった感じ。否定的なのがあまり無かったです。
「よく効く」「効きめが早い」といった意見が多かったです。
ただ、「何に対してよく効く・効きめが早い」のかは分かりませんでした。
やっぱり解熱・鎮痛かな?それが売りですしね。
公式ホームページには臨床試験のデータも載っていますね。(https://www.ssp.co.jp/stac/products/stacex_neo/data/)
それによると、「軽度改善以上が95%」だそうです。
症状別でみると、軽度改善以上は悪寒、筋肉痛、頭痛の順に割合が高かったです。
副作用に関しては
「副作用は9例13件で内訳は傾眠5件、口渇4件、便秘2件、腹部不快感1件、上腹部痛1件。
いずれの副作用も軽度であり治療を必要とせず、発現3日以内に回復した。」
とのこと。
眠気が出やすいみたいですね。クロルフェニラミンとジヒドロコデインが入ってるからかな?
あとカフェインの量も他の製品と比べると少なめですしね。
逆に言うと、睡眠を妨げにくいのかもしれないですね。
まとめ
この記事では『エスタックEXネオ』の主要成分、それぞれの効果、用法・用量、そして実際の使用者の声をご紹介しました。
この製品は効き目の早さ・強さを重視した、というのが特徴でしょうか。
風邪ひいて熱出てるし喉も痛い、頭も痛い…でも仕事に行かなきゃ…。早く症状を抑えたい!
というときに使えるかもしれませんね。
本当は休むのが一番なんですけどね。そうも言ってられない時ってありますし。
風邪の症状で悩まされる方々にとって、この情報が少しでもお役に立てば幸いです。
ただし、ご紹介した内容は一般的な情報に基づいており、個々の体調や症状によって適切な対応は異なる場合があります。
効果を感じられない場合や、症状が改善しない場合は、適切な医療機関を訪れることをお勧めします。
詳細な情報やご購入を検討される方は、公式ホームページ【https://www.ssp.co.jp/stac/products/stacex_neo.html】を参照してください。
皆様の健康維持に役立つ情報をこれからも提供していきます。
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