
この製品は解熱鎮痛剤としてイブプロフェンが入っているのですが、量がちょっと少なめ。
他も特に珍しいものはないのですが、値段が高いです。
特別な理由がない限り、この製品である必要はないかと思います。
基本情報
・製造販売元:第一薬品工業
・主な成分
| 成分名 | 1日量(15歳以上の) | はたらき |
|---|---|---|
| イブプロフェン | 450mg | 熱をさげ、痛みを和らげる |
| d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 | 3.5mg | 鼻水、くしゃみを抑える |
| チペピジンヒベンズ酸塩 | 75mg | 咳を抑えたり、痰を出しやすくする |
| dl-メチルエフェドリン塩酸塩 | 60mg | 気管支をひろげ咳を鎮める |
| 無水カフェイン | 75mg | 頭痛・頭重感を和らげる 眠気防止 |
| リボフラビン(ビタミンB₂) | 12mg | ビタミン補給 |
| 成分名 | 1日量 (15歳以上の) | はたらき |
|---|---|---|
| イブプロフェン | 450mg | 熱をさげ、痛みを和らげる |
| d-クロルフェニラミン マレイン酸塩 | 3.5mg | 鼻水、くしゃみを抑える |
| チペピジンヒベンズ酸塩 | 75mg | 咳を抑えたり、痰を出しやすくする |
| dl-メチルエフェドリン 塩酸塩 | 60mg | 気管支をひろげ咳を鎮める |
| 無水カフェイン | 75mg | 頭痛・頭重感を和らげる 眠気防止 |
| リボフラビン (ビタミンB₂) | 12mg | ビタミン補給 |
・包装
・カプセル剤:10カプセル(PTP包装)
各成分の効果・注意点
『カゼゴールドIB』の主要成分について、それぞれの効果と注意点を簡単にまとめています。
- イブプロフェン
- NSAIDsの一種。痛みや熱、炎症を抑えます。
- 胃に負担がかかることがあります。アスピリン喘息にも注意を。
- d-クロルフェニラミンマレイン酸塩
- 鼻水やくしゃみ、痒みを抑えますが、鼻づまりにはあまり効きません。
- 眠気には注意してください。
- 抗コリン作用により、眼圧上昇や排尿困難などの副作用が出る可能性があります。
- チペピジンヒベンズ酸塩
- 中枢性の非麻薬性鎮咳薬で、咳を抑えたり痰を出しやすくします。
- 副作用があまりなく依存性もないとされています。
- おしっこが赤くなることがありますが、気にしなくて大丈夫です。
- dl-メチルエフェドリン塩酸塩
- 気管支拡張作用があり、咳を鎮めたり呼吸を楽にします。
- 副作用には動悸や手の震えがあり、心疾患のある方は特に注意が必要です。
- 「濫用等のおそれのある医薬品」に指定されています。
- 無水カフェイン
- 血管拡張性の頭痛や片頭痛の症状をやわらげます。
- 覚醒作用があるので眠気防止にも。
- 副作用として、不眠や振戦(手の震え)、動悸、めまいなどがあります。
- リボフラビン(ビタミンB₂)
- 水溶性ビタミンで、代謝やエネルギー産生に関与します。
- 不足すると口唇炎や角膜炎などを起こすことがあります。
- 摂り過ぎても尿として排泄されるため過剰症のリスクはほぼありません。
使い方(用法・用量)
| 年齢 | 1回の服用量 | 1日の服用回数 |
|---|---|---|
| 15歳以上 | 2カプセル | 3回 |
「食後なるべく30分以内に」となっています。
イブプロフェンで胃に負担がかかることもあるので一応注意してください。それほど心配しなくても大丈夫です。
15歳未満の方は服用しないでくださいとのことです。
イブプロフェンが入っていると、市販薬の場合は承認基準上15歳未満には使えないことになっています。
医療用では小児の痛みにはイブプロフェンを使うこともありますが、市販の「かぜ薬」ではルールが別なんですね。
基本的に、小児(15歳未満)の発熱・痛みに市販薬を使う場合はアセトアミノフェンを選ぶのが無難です。
大人の方でも解熱だけが目的の場合はアセトアミノフェンが良いと思います。
製品全体としての注意点
注意してほしいこと
いくつか注意点を書いておきます。
- ジドブジン(商品名:レトロビル、コンビビル)服用中の方は注意してください。
- イブプロフェンと併用すると出血傾向が強まる可能性があります。
- この製品の添付文書には記載がないですが、医療用のイブプロフェンはジドブジンとの併用は禁忌となっています。
- 眠気に注意:眠気が出る可能性があるので注意してください。
- 「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください」となっています。ただ、全然眠くならない方もいるのでそういう方は問題ないですね。でも初回服用時は注意を。
- 喘息:イブプロフェンによって喘息発作が誘発される事があります。
- 他の風邪薬や解熱鎮痛剤で喘息の症状が出た事がある人は、解熱鎮痛剤としてはアセトアミノフェンだけが入ってる風邪薬を選ぶと良いかと思います。
- 喘息治療中の方:気管支拡張薬のメチルエフェドリンが入っているので、喘息を治療中の方はすでに服用(吸入)してる可能性があります。過剰摂取にならないように注意してください。
- 抗コリン作用:口の渇きや目のかすみ、眼圧上昇、排尿困難、便秘などの症状が出る可能性があります。
- 気になる場合は減量または中止してください。
- 服用期間:「5日間を超えて服用しないでください」となっています。
- 風邪薬は症状を緩和するもので、風邪自体を治すわけではありません。3~4日服用しても症状が良くならない場合は、医師の診察を受けた方が良いかと思います。
妊娠・授乳中の使用について
大事な事ですが、対象者が限られるため折り畳みにしておきます。
クリック・タップで開きます。
妊娠中の方
妊娠後期(28週以降)の方は禁忌です。
(この製品の説明書では「出産予定日12週以内の妊婦は飲まないで」という書き方になっています)
イブプロフェンにより胎児の動脈管(心臓と大動脈をつなぐ血管)が収縮した、という報告があります。
妊娠後期の方は、解熱鎮痛剤としてはアセトアミノフェンだけが入ったものにした方が良いかと思います。
(アセトアミノフェンは短期間であれば問題ないとされています)
原則として、妊娠してる方は市販薬は使わず受診して医師に薬を処方してもらった方が良いと思います。
(というか、必ず受診してください)
授乳中の方
この製品の説明書では
「服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください」
という書き方になっています。
こちらに関しては特に問題ないと考えます。
Mothers’ Milk基準では、この製品に入ってる成分で一番リスクの高いもので、
- クロルフェニラミン
が「L3(概ね適合)」となっています。
クロルフェニラミンも特に問題はないのですが、もし乳児に痙攣や興奮が出る場合は薬による可能性もあるので中止してください。
メチルエフェドリンに関してはデータがありません。
基本的には「避けてください」と言われる事が多いですが、生後3ヵ月から使える製品も存在します。
「多くの薬は母親が飲んだ量の1%未満しか母乳中に移行しない」という事を考えると過剰な心配はいらないかと思います。
心配であれば授乳後に薬を服用すると良いでしょう。次の授乳までに薬はかなり分解されてます。
この場合、食後とかは気にしないでOKです。4~5時間程度時間を空けて、服用できるタイミングで服用してください。
心配な方は、薬を服用中は粉ミルクを使うという手もあります。
製品の特徴や利点、個人的な感想
特徴というのは特にないです。
バランスは悪くはないのですが、全体的に薄めな感じ。
解熱鎮痛剤はイブプロフェンが450mg/日ですが、今は600mg/日の製品も出てるのでちょっと少なめですね。
(「かぜ薬の製造販売承認基準」では1日450mgまで、となってるのになぜか600mg/日のが出てる)
鼻水に使うd-クロルフェニラミンは3.5mg/日で、他の一般的な風邪薬と同じ。
抗コリン薬は入っていません。
咳止めはチペピジンとメチルエフェドリンですが、チペピジンは医療用のだとどちらかというと小児に処方されることが多いですね。あまり成人には使わないかも。
チペピジンには去痰作用もあるとされてはいるのですが、そこはあまり期待しない方が良いでしょう。
あとはカフェインとビタミンB₂。このへんは好み。
去痰薬は入っていません。
全体的にやさしめな感じ。こどもも使うなら良いのですが、この製品はイブプロフェンが入っているので15歳以上限定です。成人しか使えない割にはちょっと弱め。
風邪のひきはじめとか、症状が軽いときであれば良いかもです。
使用した方の口コミ・レビュー、値段など
口コミとか探したのですが見つかりませんでした。残念。
値段について
メーカーの希望小売価格(税込)を見ると、
| 包装 | 希望小売価格 (10%税込) |
| 10カプセル | 1,540円 |
となっていました。
大手ECサイトだとYahoo、楽天で売ってました。
楽天(送料含まず)で見てみると、
| 包装 | 値段 | 1日分に換算 |
| 10カプセル | 998~1,320円 | 598~790円 |
※1日分は1日6カプセルで計算
※2026年4月時点です。
こんな感じ。Yahooでは1,098円と1,210円の2パターン。
楽天もYahooも全部送料無料になってますね。
この内容でこの値段はさすがに高すぎるかと思います。
この記事を読んでそれでも「買おうかな?」と興味を持たれた方へ
おまけ・きつねなら買うか買わないか判定
買わない。高い。
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