『うどんや風一夜薬顆粒』の特徴・効果・注意点【薬剤師が解説】

読み方は「うどんやかぜいちやくすりかりゅう」みたいです。

一般的な風邪薬と違って、解熱鎮痛剤と生薬、カフェインのみの構成です。
症状を薬で抑えるというより「体を温めて寝てれば治る」という思想かな?

考え方は好きです。この製品が良いかどうかはまた別の話ですが。

他の風邪薬も一覧ページにまとめています。
風邪薬(総合感冒薬)一覧

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記事の内容については公平かつ独立した立場で書かれています。

目次

基本情報

製造販売元:うどんや風一夜薬本舗

・主な成分

成分名1日量(15歳以上の)はたらき
エテンザミド900mg熱をさげ、痛みを和らげる
アセトアミノフェン360mg熱をさげ、痛みを和らげる
無水カフェイン150mg頭痛・頭重感を和らげる
眠気防止
ショウキョウ末1000mg発汗を促し、熱をさげる
スクロールできます
成分名1日量
(15歳以上の)
はたらき
エテンザミド900mg熱をさげ、痛みを和らげる
アセトアミノフェン360mg熱をさげ、痛みを和らげる
無水カフェイン150mg頭痛・頭重感を和らげる
眠気防止
ショウキョウ末1000mg発汗を促し、熱をさげる

・包装

・顆粒:10包

各成分の効果・注意点

『うどんや風一夜薬顆粒』の主要成分について、それぞれの効果と注意点を簡単にまとめています。

各成分名をタップ・クリックするとそれぞれの成分の簡単な解説記事にいきます。

  1. エテンザミド
    • 痛みや炎症を抑えます。アスピリンと似たような成分。
    • 胃に負担がかかることがあります。アスピリン喘息にも注意を。
    • 単独で使われることはあまりなく、他の解熱鎮痛剤と一緒に使うことが多いです。
  2. アセトアミノフェン
    • 痛みや熱を中枢において抑えますが、抗炎症作用はほぼありません。
    • いわゆる「NSAIDs」には含まれません。胃への負担も少なめです。
    • 安全性は高いですが、肝障害のリスクがあります。特にアルコール多飲者は併用に注意を。
  3. 無水カフェイン
    • 血管拡張性の頭痛や片頭痛の症状をやわらげます。
    • 覚醒作用があるので眠気防止にも。
    • 副作用として、不眠や振戦(手の震え)、動悸、めまいなどがあります。
  4. ショウキョウ末
    • 体を温めたり、胃腸の働きを良くしたりする効果があります。
    • 血液をサラサラにする作用があるため、抗凝固薬の効果を高めてしまう可能性がありますが、市販薬に含まれている程度の量では心配はいらないでしょう。

他の成分の薬を探してる方はこちらから。
成分の一覧表

使い方(用法・用量)

年齢1回の服用量1日の服用回数
15歳以上1包3回
11~14歳1/2包

「食後なるべく30分以内に」となっています。
胃に負担がかかることがあるので一応食後の方が良いかと思いますが、そこまで心配しなくても大丈夫です。

11歳未満は服用しないでくださいとのことです。

また、15歳未満についてですが、
水痘(水ぼうそう)若しくはインフルエンザにかかっている又はその疑いのある乳・幼・小児(15歳未満)」は
「医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください」
となっています。

通常、エテンザミドのようなNSAIDsは15歳未満の水ぼうそう・インフルエンザには使用しません。
ごく稀ですが、ライ症候群を発症する危険性があります。

ライ症候群
極めてまれですが、小児がインフルエンザや水痘・帯状疱疹にかかってる間にアスピリンなどのサリチル酸系の解熱鎮痛剤を飲むと発症する事があります。
症状は、脳浮腫や頭蓋内圧の上昇によって激しい吐き気・嘔吐、けいれん、意識障害、高アンモニア血症、低プロトロンビン血症、低血糖など。

エテンザミドはアスピリンに近いタイプの解熱鎮痛成分です。
禁忌ではないのですが、一応注意してください。

基本的に、こどもでも大人でも、解熱剤としてはアセトアミノフェンのみが入っている薬を使用した方が良いかと思います。

製品全体としての注意点

注意してほしいこと

いくつか注意点を書いておきます。

  • 喘息:エテンザミドによって喘息発作が誘発される事があります。
    • 他の風邪薬や解熱鎮痛剤で喘息の症状が出た事がある人は、解熱鎮痛剤としてはアセトアミノフェンだけが入ってる風邪薬を選ぶと良いかと思います。
  • 服用期間:「長期連用しないでください」となっています。
    • 風邪薬は症状を緩和するもので、風邪自体を治すわけではありません。3~4日服用しても症状が良くならない場合は、医師の診察を受けた方が良いかと思います。

妊娠・授乳中の使用について

大事な事ですが、対象者が限られるため折り畳みにしておきます。

クリック・タップで開きます。

妊娠中の方

この製品の説明書では
服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
という書き方になっています。

成分の中で問題になるかもしれないのがエテンザミドですね。
この薬自体にはデータがないのですが、
・同じ系統の薬で胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告があり、
・サリチル酸系製剤(アスピリン等)には動物実験で催奇形作用が報告されているものがあります。

低用量では問題はなさそうですが、その「低用量」の基準も不明です。

妊娠中の方はあえてこの製品を使う必要はないと考えます。
他に使える薬はありますしね。

原則として、妊娠してる方は市販薬は使わず受診して医師に薬を処方してもらった方が良いと思います。
(というか、必ず受診してください)

授乳中の方

この製品の説明書には、授乳中の服用については何も記載がありません。

こちらに関しても特に問題ないと考えます。

エテンザミドにはデータがないのですが、同じサリチル酸系のアスピリンはL2(概ね適合)で「児への有害報告なし」となっています。

「多くの薬は母親が飲んだ量の1%未満しか母乳中に移行しない」という事を考えると過剰な心配はいらないかと思います。

心配であれば授乳後に薬を服用すると良いでしょう。次の授乳までに薬はかなり分解されてます。
この場合、食後とかは気にしないでOKです。4~5時間程度時間を空けて、服用できるタイミングで服用してください。

心配な方は、薬を服用中は粉ミルクを使うという手もあります。

妊娠・授乳中の薬物治療に関して不安を持つ方も多いかと思います。
そういう方の相談に乗ってくれる機関があるのでそこのサイトのリンクを貼っておきます。
妊娠と薬情報センター:https://www.ncchd.go.jp/kusuri/index.html

製品の特徴や利点、個人的な感想

これを「風邪薬」に入れて良いのかちょっと迷いました。
解熱鎮痛剤と生薬、カフェインだけなんですよね。
ショウキョウが入っているので風邪薬に分類することにしました。

解熱鎮痛剤はエテンザミドとアセトアミノフェン。
カフェインも入っているので、いわゆるACE処方というやつです。

ただ、どちらかというとアセトアミノフェンだけの方が使いやすいかと思います。
アセトアミノフェンだけなら小児の解熱にも使えますし。

ショウキョウは漢字だと生姜です。ショウガ。
この製品には1日あたり1,000mg入ってます。他の風邪薬だと大体100~300mgくらいなので、1,000mgは多めですね。
きつね調べだと市販の風邪薬の中では一番多かったです。

この製品は「薬を飲んで症状を抑える」というよりも、「体を温めて早く治しましょう」といった感じでしょうか。

製品の添付文書にも、「風邪の初期にはアツアツのうどんを食べて、生姜が入っているこの薬を飲んで寝ておきましょう」的なことが書いてありますね。

結局のところ風邪薬で風邪が治るわけではないので、温かいものを食べてさっさと寝るのが一番かと思います。

使用した方の口コミ・レビュー、値段など

口コミとか探したのですが見つかりませんでした。残念。

値段について

メーカーのサイトに希望小売価格は載ってませんでしたが、
公式の通販サイトに「定価1,200円」と書いてるので、これが希望小売価格かな?
※2026年5月末までは1,080円だそうです。

大手ECサイトだとAmazonで売ってました。

そのAmazon(送料含まず)で見てみると、

包装値段1日分に換算
10包1,200円364円

※1日分は1日3包・3.3日分で計算
※2026年5月時点です。

となっています。定価ですね。
2026年5月末までは公式の通販サイトで買った方が良いでしょうね。
製品名の『うどんや風一夜薬顆粒』で検索したら出てきます。
※Amazonのアフィリエイト広告を載せようと思ったのですが、やり方が分からないので載せません。
どちらにしても定価なので、公式サイトで良いかと思います。

で、値段的には高めかと思います。

他の風邪薬も一覧ページにまとめています。
風邪薬(総合感冒薬)一覧

おまけ・きつねなら買うか買わないか判定

買わない。これなら自分はアセトアミノフェンだけでいいかな。

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