『ルルアタック®EX』の成分と効果【薬剤師が解説】

今回からは「ルルアタック」シリーズについて書いていこうと思います。
(「ルルアタック・プレミアム」シリーズとは別です)

風邪といっても症状は人それぞれですよね。
のどが痛い方、鼻水がひどい方、とにかく熱が出る方など。

「ルルアタック」のシリーズは総合感冒薬にはなると思いますが、それぞれの症状に合わせて選べる製品になっているみたいですね。
個人的な考えである「薬を使うときの大原則:必要な成分を必要な量だけ」を体現している製品シリーズ…になるのかな?

色々と良さそうな事が書いてあっても、中身を見てみると他と同じという製品も多いですからね。
パッケージだけで選ばない方が良いと思います。

ということで、まず最初は「のどの痛み」に焦点を当てた『ルルアタックEX』について見ていこうと思います。

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目次

『ルルアタックEX』の基本情報

製造会社:第一三共ヘルスケア

・主な成分

成分名1日量(15歳以上の)はたらき
トラネキサム酸750mg喉の腫れや痛みを抑える
イブプロフェン450mg熱をさげ、痛みを和らげる
クレマスチンフマル酸塩1.34mg鼻水、くしゃみを抑える
ブロムヘキシン塩酸塩12mg痰を出しやすくする
dl-メチルエフェドリン塩酸塩60mg気管支をひろげ、咳を鎮める
ジヒドロコデインリン酸塩24mg咳を抑える
チアミン硝化物(ビタミンB1硝酸塩)25mgビタミン補給
リボフラビン(ビタミンB2)12mgビタミン補給

・包装

  • 錠剤:12錠、18錠、24錠
    (PTP包装)

製品の公式ホームページはこちら:https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_lulu/lulu-attack/ex/

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それぞれの成分の解説

自然な素材と医薬品の成分をイメージした色とりどりの薬剤が木のスプーンや陶器の皿に並べられ、淡い色合いの背景に配置されている様子を描いたイラスト。情報提供目的で使用される図解表現。

この製品には主な成分が8種類入ってます。

それぞれ解説していきますが、少し長くなるので折り畳みにしておきます。
興味のある方は読んでみてください。

それぞれの成分の解説は、基本的には他の記事のと同じです。
 製品内含量のところに少し固有のコメントをつけてるだけです。

トラネキサム酸

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分類:「抗プラスミン薬」というものになります。

効果:この薬は「プラスミン」というものの働きを抑えることで作用を発揮しますが、主に2つの効果を示します。

止血作用:体内でプラスミンという物質が活発になりすぎると、血液が固まりにくくなってしまい出血しやすくなります。このプラスミンが血液の固まり(フィブリン)を分解してしまうのを、トラネキサム酸が防ぐことで出血を止めます。

抗アレルギー・抗炎症作用:トラネキサム酸にはアレルギーや炎症を抑える効果もあります。
プラスミンは、体の防御反応として炎症やアレルギーを引き起こすキニンという物質を増やす役割がありますが、トラネキサム酸はプラスミンの働きを抑えることで、これらの炎症やアレルギー反応を和らげることができます。

風邪薬として使う場合は、後者の抗炎症作用を期待してるわけですね。

臨床での使用例:止血、抗炎症の両方でよく使われますね。
特に風邪の時季は喉の痛みでたくさん処方されます。喉が痛かったらこの薬、という感じ。
以前は喉の痛みには違う薬も使われていたのですが、それらは「利益より不利益の方が高い」という事で販売中止になってしまいました。
このトラネキサム酸はちゃんと効果があるって事で残ってますね。

副作用と注意点:副作用についてはあまり聞いた事がありません。
一応、吐き気や下痢などがあるようですが、1%未満となっています。

あと、腎機能が悪い方は少し量を減らす必要があります。

トラネキサム酸には「血栓を溶かしにくくする」作用があるので、血栓症のリスクがある方や過去に血栓を発症したことがある方は、使用前に医師や薬剤師に相談した方が良いかと思います。
また、ピル(特にエストロゲンを含む低用量ピル)との併用は、血栓のリスクを高める可能性があるので、服用中の方は注意してください。

薬物相互作用トロンビンという止血剤とは併用禁忌になっています。
これを使ってる人が市販の風邪薬を買いに来ることはまずないと思いますが。

併用注意がいくつかあるので載せておきます。

・ヘモコアグラーゼ大量併用により血栓形成傾向があらわれるおそれがあります。
・バトロキソビン血栓・塞栓症を起こすおそれがあります。
・凝固因子製剤
エプタコグアルファ等
口腔等、線溶系活性が強い部位では凝固系がより亢進するおそれがあります。

血栓ができやすくなる、という事ですね。このへんはあまり一般的ではないですが、とにかく他に止血剤や血をサラサラにする薬を飲んでる人は一応相談してみてください。

製品内含量(成人):この製品の1回分には250mg入っています。1日750mg
医療用では、大体1日に750~1,500mg使う事が多いです。最大で1日2,000mg。

ただ、病院で処方されるのも大抵は1回250mgなので、それと同じ量が入ってますね。
今まで見てきた市販薬の中でも一番多いです。

腎機能が悪い人は1日500mgまでになっているので、そういう方は注意してください。

イブプロフェン

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分類:いわゆる「解熱鎮痛剤」です。
50年ほど前から使われていて実績は十分ですね。

効果:体内で痛みや炎症の原因となる特定の物質の作用を抑えることによって、頭痛や筋肉痛などの痛みを和らげる効果があります。
また、熱を下げるのを助ける作用もあります。

一般的な解熱鎮痛剤は小児に使えない事が多いのですが、これは小児にも適応があり使いやすいですね。
よく小児の頭痛などに処方されます。
国際的にも小児の解熱にはこのイブプロフェンかアセトアミノフェンが推奨されています。
(日本では小児の解熱には適応がありません。痛み止めとしてだけです。)

臨床での使用例:いろいろな痛みや発熱に使えます。他の解熱鎮痛剤と同じですね。
ただ、あまり成人の方に処方されてるのは見ないかな?医師の好みもあると思いますが。
やっぱりどちらかと言うと小児に使う事の方が多いと思います。

副作用と注意点:一番は胃に負担がかかる、という事でしょうか。胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの消化性潰瘍には禁忌となってます。
風邪のように短期間の使用であれば問題になることはないと思いますが、空腹時には飲まないようにした方が良いと思います。

あと、喘息をもってる方も注意してください。「アスピリン喘息」を誘発する可能性があります。

普段から痛み止めを飲んでいる方は、これを一緒に飲むと飲みすぎになる可能性があります。薬局で相談してみるといいでしょう。

長期間の服用は腎臓に負担がかかりますが、風邪のときに使うように短期間であれば問題ありません。

妊娠後期(28週以降)の方には禁忌となっています。胎児の動脈管(心臓と大動脈をつなぐ血管)が収縮した、という報告があります。
妊娠後期の方はアセトアミノフェンという解熱鎮痛剤が入ったものした方が良いかと思います。

薬物相互作用:作用機序は不明ですが、ジドブジンというHIV感染症に使う薬とは併用禁忌になっています。血友病患者さんで出血しやすくなったとか。

イブプロフェンは、他の薬と一緒に使うときに注意が必要な成分があります。
特に、血をサラサラにする薬一部の心臓病や高血圧の治療薬、そして特定の感染症や痛み・炎症を治療する薬との併用は、副作用のリスクを高めることがあります。
これらの薬をすでに使用している方は、イブプロフェンを含む製品を使う前に、医師や薬剤師に相談することをお勧めします。

イブプロフェンの併用注意の一覧です。少し多いので折り畳み。
(クリック・タップで開きます)
ワルファリンワルファリンの作用を増強するおそれがあります。
アスピリンアスピリンの血小板凝集抑制作用を減弱するとの報告があります。
抗凝血剤
ワルファリン等
抗血小板剤
クロピドグレル等
選択的セロトニン
再取り込み阻害剤(SSRI)

フルボキサミン、
パロキセチン等


消化管出血が増強されるおそれがあります。
炭酸リチウムリチウムの血中濃度が上昇し、リチウム中毒を呈したとの報告があります。
チアジド系利尿薬
ヒドロクロロチアジド
ループ利尿薬
フロセミド
これら利尿薬の作用を減弱するとの報告があります。
ACE阻害剤
エナラプリル等
β遮断剤
プロプラノロール等
降圧作用が減弱するおそれがあります。
タクロリムス水和物急性腎障害があらわれたとの報告があります。
ニューキノロン系抗菌剤
エノキサシン水和物等
他の非ステロイド性消炎鎮痛剤で併用により痙攣があらわれたとの報告があります。
メトトレキサートメトトレキサートの作用を増強するおそれがあります。
コレスチラミン本剤の血中濃度が低下するおそれがあります。
スルホニル尿素系血糖降下剤
クロルプロパミド、
グリベンクラミド等
血糖降下作用を増強(低血糖)することがあります。
CYP2C9阻害作用を有する薬剤
ボリコナゾール、フルコナゾール
イブプロフェンの血中濃度が上昇するおそれがあります。

製品内含量(成人):この製品の1回分には150mg入っています。1日450mg
医療用では成人に使う場合は1回200mg、1日600mg使います。
のどの痛みに特化してる割にはちょっと少ない感じですね。

クレマスチンフマル酸塩

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分類:「抗ヒスタミン薬」と呼ばれるものです。
その中でも「第一世代」と呼ばれるものですね。
(抗ヒスタミン薬には「第一世代」と「第二世代」があります。同じようなものですが、効果や副作用が若干違います)

効果:アレルギー反応を引き起こすヒスタミンという物質の働きをブロックします。
これにより、鼻水やくしゃみ、痒みなどのアレルギー症状を緩和します(抗ヒスタミン作用)。

ただ、鼻水を抑える効果はありますが鼻づまりの方にはあまり効きません

この成分には抗ヒスタミン作用の他に、抗嘔吐作用抗コリン作用というものがあります。
第二世代と比べると効果の発現が早めですね。

抗コリン作用」とは、薬が体内の特定の受容体に作用して、口の乾燥や目の焦点調節の問題、便秘などの副作用を引き起こすことです。

臨床での使用例:アレルギー性疾患全般に使っています。
アレルギー性鼻炎、上気道炎の鼻水・くしゃみ、蕁麻疹、湿疹など。
とにかく鼻水とくしゃみ、痒みがあればこの系統を使います。

ただ、この成分は今はあんまり使われないかもしれません。もちろん医師の好みもあるのですが…。
この「抗ヒスタミン薬」というのは効き方にとても個人差があるので、いろいろと選択肢があるのは良い事なんですけどね。

副作用と注意点:この成分は注意点が多いです。
抗コリン作用により眼圧が上昇したり、排尿困難や尿閉などが現れることがあるので、
閉塞隅角緑内障、前立腺肥大など下部尿路閉塞疾患がある方には禁忌となります。
(と言っても、この2つの疾患を持ってる方は大体治療されているので大丈夫な場合が多いです。主治医に訊いてみてください)

もう一つ、他の抗ヒスタミンにはあまりないのですが、この成分に関しては狭窄性消化性潰瘍又は幽門十二指腸閉塞のある方には禁忌となっています。「抗コリン作用によって胃や十二指腸の動きが抑えられて症状が悪化する」というのが理由なのですが、この製品に入ってる量ではそこまで問題にはならないと思います。
この製品の添付文書では「胃・十二指腸潰瘍のある方は医師または薬剤師に相談して」という書き方になっていますので、心配であれば薬局の人に相談してみてください。

出やすい副作用としては眠気口渇があります。

特に眠気には注意してください。
この製品の添付文書にも「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください」と記載があります。

ただ、すごく個人差が大きいので何ともない人は本当に何ともありません。それでも最初に飲んだ後は注意してください。

口渇については特に問題にはならないですが、結構カラッカラになって不快です。

薬物相互作用併用注意のものがあるので載せておきます。

・中枢神経抑制剤
鎮静剤
催眠剤等
アルコール

中枢神経抑制作用が増強されることがあるので、減量するなどしてください。
・抗コリン剤
アトロピン等
・MAO阻害剤

抗コリン作用が増強されることがあるので、減量するなどしてください。

併用禁忌というわけではないので、なんか眠いな~、ふらふらするな~と感じたら風邪薬の量を減らして様子をみてください。

製品内含量(成人):この製品の1回分には約0.447mg入っています。1日1.34mg
医療用では1回1mg、1日2回となっています。1日2mg
副作用のことを考えると、この製品に入ってる量は決して少ない量ではないと思います。

ブロムヘキシン塩酸塩

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分類:「去痰薬」の中の「気道粘液溶解薬」になります。

効果気道の粘膜からサラサラな粘液の分泌を増やしたり、痰の中に含まれる成分を溶かして痰そのものをサラサラにする、他には気道の線毛というものの動きを良くして痰を出しやすくする作用があります。
一時的に痰の量が増えることがあります。
「去痰薬」全般に言えることですが、痰の量そのものを減らす薬というのはありません
(一応「フドステイン」という成分が痰の産生抑制作用を持つのですが、これも気道分泌を増やします)
あくまで痰を切れを良くして出しやすくする薬ですね。

臨床での使用例:痰が絡むときにはもちろん使えるのですが、飲み薬としてはこの成分はあまり使われなくなってますね。先発品はビソルボンという名前の薬なのですが、それの錠剤もなくなりましたし(後発品では錠剤が存在します)。
飲み薬では「カルボシステイン」や「アンブロキソール」という薬がよく使われますね。

ただこの薬には注射や吸入があるので、幅広い病態に使えますね。
気管支炎や結核、塵肺症、手術後の去痰など、薬を飲みこむのが難しい人にも使えます。

副作用と注意点:悪心、胃部不快感、頭痛などが出ることがあります。稀だと思いますけど。
あと作用上仕方ないのですが、上にも書いた通り最初は痰の量が増えることがあります。

薬物相互作用:特にありません。

製品内含量(成人):この製品の1回分には4mg入っています。1日12mg
医療用でも同じ量を使いますね。効果はあるのではないでしょうか。

dl-メチルエフェドリン塩酸塩

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分類:「交感神経刺激薬」になります。
自律神経には交感神経と副交感神経と2つあって、そのうちの交感神経に働くものです。

効果:交感神経には大きく分けて「α受容体」と「β受容体」という2種類の受容体があって、メチルエフェドリンはその両方を刺激します。
さらに「β受容体」は「β1」「β2」などいくつかタイプがあります(今分かっているのは「β3」まで)。

メチルエフェドリンを風邪薬として使う場合は、主に「β2刺激薬」として使います。

気管支には交感神経のβ2受容体というのがあって、そこにメチルエフェドリンがくっつくと気管支が拡張して呼吸が楽になります。

ただ、交感神経の受容体は全身のあちこちにあるので、思わぬ副作用が出ることがあります。

あとメチルエフェドリンには中枢性の鎮咳作用もあるようですね。

臨床での使用例:気管支喘息や気管支炎、結核、風邪の咳など、咳や呼吸の症状に使います。
あと抗アレルギー作用も持っていて蕁麻疹や湿疹にも適応がありますが、これらに使ってるのは見た事がありません。

副作用と注意点:副作用としては、動悸が出やすいかと思います。
あとは手の震えが出ることもあります。どちらも薬を止めると症状も治まるはずです。
ただ、過度に使用すると不整脈からの心停止をする事もあり、注意が必要です。通常使う量ならまず問題にはならないですね。心疾患のある方は注意してください。

あと、甲状腺の機能を亢進させたり、血圧が上がったり、血糖値が上がったりすることもあります。
甲状腺機能亢進症高血圧糖尿病の方は注意してください。

薬物相互作用カテコールアミン製剤(アドレナリン、イソプレナリン塩酸塩等)とは併用禁忌になります。この辺は循環不全の急性期(いわゆるショック)に使うものなので、あまり通常は使われるものではありません。

併用注意もいくつかあるので載せておきます。

モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤
セレギリン塩酸塩
ラサギリンメシル酸塩
サフィナミドメシル酸塩
作用が増強されるおそれがあるので、減量をするなどしてください。
甲状腺製剤
チロキシン
リオチロニン等
作用が増強されるおそれがあるので、減量をするなどしてください。
キサンチン誘導体
テオフィリン
ステロイド剤
プレドニゾロン
利尿剤
アミノフィリン

血清カリウム値が低下するおそれがあります。
併用する場合には定期的に血清カリウム値を観察して、用量について注意してください。

喘息を治療中の方は、これに似た系統の成分をすでに服用してる可能性があるので注意してください。飲み薬としてではなく、吸入薬の中に入っていることが多いです。

製品内含量(成人):この製品の1回分には約20mg入っています。1日60mg
医療用では、1日に75~150mg使われます。
1日60mgは他の一般的な市販薬と同じ量ですね。60mgを超えるのは今のところ見た事がありません。

ジヒドロコデインリン酸塩

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分類:「鎮咳薬」。いわゆる「咳止め」ですが、その中でも「中枢性麻薬性鎮咳薬」に分類されます。

効果咳中枢を抑制することで咳が出るのを抑えます。
もともと咳というのは、肺や気管などの呼吸器を守るために、外から入ってきた異物(ほこりとかウイルスとか)を外に追い出す生体防御反応です。
ほこりとかウイルスなどを気道の粘膜上にあるセンサーが感じ取ると脳にある咳中枢に信号が送られて咳が出るのですが、それを抑えるという事ですね。
あとは消化管の動きを抑制する効果もあります。

臨床での使用例:基本的には強い咳に対して使います。できれば痰の絡んでない乾いた咳の時がいいです。
あと消化管の動きを抑制するので下痢止めとしても使いますね。
ただ、どちらの使い方でもあまり長期間は使いません。頓服という感じで症状が強い時だけ使います。

副作用と注意点:この成分は効果的ではあると思うのですが、いくつか注意点があります。

まず、痰が絡んだ咳に対しては使いにくいです。
痰を硬くするので余計に痰が出しにくくなる可能性があります。
副作用としては、便秘麻痺性イレウス(腸閉塞)悪心・嘔吐排尿障害依存性眠気呼吸抑制気管支痙攣などがあります。この中でも便秘(下痢止めとしても使うので)、眠気、悪心・嘔吐は出やすいです。

小児には使えません。12歳未満には禁忌となっています。
海外において、死亡を含む重篤な呼吸抑制のリスクが高いとの報告があるそうです。

あと、以前から問題になっている「オーバードーズ(過剰摂取)」の大半はこのコデインのようです。
市販で買えるとは言え麻薬の一種には変わりありません。
長期間の使用や高用量の使用は依存性を引き起こす恐れがあるため、指示された用量を厳守し、症状の改善が見られない場合は専門家に相談してください。

薬物相互作用:他の薬と一緒に飲むことで副作用が出やすくなる事があるので、普段飲んでる薬がある方は薬局で相談してみてください。
下に相互作用の表を載せておきます。

フェノチアジン系薬剤、バルビツール酸系薬剤等
モノアミン酸化酵素阻害剤
三環系抗うつ剤
β-遮断剤
アルコール


呼吸抑制低血圧及び顕著な鎮静又は昏睡が起こることがあります。
ワルファリンワルファリンの作用が増強されて出血しやすくなることがあります。
抗コリン作動性薬剤麻痺性イレウスに至る重篤な便秘又は尿貯留が起こるおそれがあります。

製品内含量(成人):この製品の1回分には8mg入っています。1日24mg
医療用では1回10mg、1日3回まで使います。
他の大体の市販薬と同じ量ですね。

チアミン硝化物(ビタミンB1硝酸塩)

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分類:「ビタミン剤」ですね。その中の「水溶性ビタミン」になります。

ビタミンには脂溶性と水溶性がありますが、水溶性は摂り過ぎた場合でもおしっこの中に出てしまうので副作用というものはほぼありません。

ビタミンB1にはいくつかありますが、「チアミン」と付いてるのは全部ビタミンB1だと思って良いかと思います。

効果糖からエネルギーを作り出すのに必要なビタミンです。
ビタミンB1が不足すると食欲不振、疲労、だるさなどの症状が出てきます。
さらに不足すると、脚気(足のむくみ、しびれ、動悸・息切れ)や、脳症などの症状が出ます。
重篤な場合は死亡する事もあるので、かなり重要なビタミンですね。

玄米ではなく精白米を食べるようになった時代に脚気が流行ったのは有名な話ですね。

臨床での使用例:医療用でももちろんあるのですが、外来ではあんまり使われるものでもないんですよね。
大体の方は通常の食事で足りてるわけで、あえてこれを処方する意味があるのかな?と思います。
処方されてる人も「なんか疲れやすくて」と先生に話したら処方された、という感じです。

ただ、TPN(中心静脈栄養)と呼ばれる高カロリーの輸液を投与する場合は必須になります。

副作用と注意点:医療用のビタミンB1である「アリナミンF」の添付文書を見ると、一応副作用として「発疹、そう痒感、悪心、胸やけ、胃痛、胃部不快感、下痢、口内炎」があるのですが…
副作用というものの注意点として「臨床試験の間に出たものすべてを記録しないといけない」というのがあります。
その薬を飲んでる間に出た症状、と言う事になりますが、薬によるものではないものも含まれてしまいます
ビタミンB1はいろんな食材にも含まれているものですし、ここに関しては心配しなくていいかと思います。

あと、先にも書きましたがビタミンB1は「水溶性ビタミン」になるので摂り過ぎても排泄されます。
基本的に、過剰摂取による過剰症というものがありません

1日10g以上のチアミン塩酸塩を2週間程度摂取し続けた場合に、頭痛やいらだち、不眠、速脈などの症状が確認されているのですが…
1日10gって相当な量ですね。まず気にしなくて良いと思います。

ただ、薬に含まれている添加剤に対してアレルギー症状を起こすこともあるので、そこは注意です。

薬物相互作用:ビタミンB1にはありません。

似たものでビタミンB6というのがありますが、こちらは「レボドパ」というパーキンソン病に使う薬の効果を弱めることがあります。
パーキンソン病を治療中の方が市販薬を使う場合は、ビタミンB6が入っていないかどうかを確認してください。
通常の食事から摂取する程度では問題になりませんので、そこは安心してください。

製品内含量(成人):この製品の1回分には約8.33mg入っています。1日25mg
医療用では1日5~100mgとなってます。
まあ、なくても良いと思いますけど…あっても邪魔にはならないですね。

リボフラビン(ビタミンB2)

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分類:「ビタミン剤」ですね。その中でも「水溶性ビタミン」となります。
ビタミンには脂溶性と水溶性がありますが、水溶性は摂り過ぎた場合でもおしっこの中に出てしまうので副作用というものはほぼありません。
ちなみに、栄養剤などのビタミン剤を飲んでおしっこが黄色くなるのはこれのせいです。

効果糖やたんぱく質、脂質の代謝(体の中の化学反応により物質が変化する事)、エネルギー産生の補酵素として働きます。
皮膚や爪、髪の毛の細胞の産生にも関わっています。
不足すると口唇炎、口角炎、舌炎、脂漏性皮膚炎、角膜炎などを起こします。

臨床での使用例:上に書いてますが、不足すると出てくる症状(口唇炎、口角炎、舌炎、皮膚炎、結膜炎、角膜炎)があればとりあえず使っておく、という感じです。飲みすぎても悪いものではないですし。
あと脂質の代謝にも関わっているということで、高コレステロール血症にも適応はありますが、こちらではほぼ使われません。

昔はよく「風邪をひいたらビタミン剤の点滴」をしていたようですが、今はダメみたいですね。
値段は高いものではないですが、風邪ひいた人がみんなそれをやっていたら医療費がバカにならないですしね。

副作用と注意点:一応、副作用として「下痢、悪心・嘔吐、胃膨満、腹部膨満」があるのですが…
副作用というものの注意点として「臨床試験の間に出たものすべてを記録しないといけない」というのがあります。
その薬を飲んでる間に出た症状、と言う事になりますが、薬によるものではないものも含まれてしまいます
ビタミンB2はいろんな食材にも含まれているものですし、ここに関しては心配しなくていいかと思います。

あと、先にも書きましたがビタミンB2は「水溶性ビタミン」になるので摂り過ぎても排泄されます。
過剰摂取による過剰症というものがありません

ただ、薬に含まれている添加剤に対してアレルギー症状を起こすこともあるので、そこは注意です。

薬物相互作用:ビタミンB2にはありません。

似たものでビタミンB6というのがありますが、こちらは「レボドパ」というパーキンソン病に使う薬の効果を弱めることがあります。
パーキンソン病を治療中の方が市販薬を使う場合は、ビタミンB6が入っていないかどうかを確認してください。
通常の食事から摂取する程度では問題になりませんので、そこは安心してください。

製品内含量(成人):この製品の1回分には4mg入っています。1日12mg
病院で口角炎や皮膚炎に使う場合は1日5~20mgでしょうか。
別になくてもいいけど、とは思いますけど…。

『ルルアタックEX』の主要成分の効果と注意点のまとめ

8つの成分について解説してきましたが、まとめると以下のようになります。

  1. トラネキサム酸
    • 抗炎症作用があり、喉の痛みや腫れを軽減します。
    • 腎機能に問題がある方は用量の調整が必要です。
  2. イブプロフェン
    • 解熱鎮痛剤。痛みや炎症を抑え、風邪の不快感を軽減します。
    • 副作用として胃に負担がかかることがあり、アスピリン喘息の誘発などのリスクにも注意が必要です。
  3. クレマスチンフマル酸塩
    • 鼻水やくしゃみ、痒みを抑えますが、鼻づまりにはあまり効きません。
    • 抗コリン作用により眼圧上昇や排尿困難などの副作用があり、特に眠気に注意が必要です。
  4. ブロムヘキシン
    • 気道の粘液をサラサラにし、痰を切れやすくする効果があります。
    • 使用開始時には一時的に痰の量が増えることがあります。
  5. dl-メチルエフェドリン塩酸塩
    • 気管支拡張作用があり、咳を鎮めたり呼吸を楽にします。
    • 副作用には動悸や手の震えがあり、心疾患のある方は特に注意が必要です。
  6. ジヒドロコデインリン酸塩
    • 中枢性麻薬性鎮咳薬で、咳中枢を抑制して咳を抑えます。
    • 乾いた咳や下痢に対して使用されますが、痰を硬くする可能性や依存性、眠気などの副作用に注意が必要です。
  7. チアミン硝化物(ビタミンB1硝酸塩)
    • 水溶性ビタミンで、糖からエネルギーを作り出すのに必要です。
    • 摂り過ぎても尿として排泄されるため過剰症のリスクはほぼありません。
  8. リボフラビン(ビタミンB2)
    • 水溶性ビタミンで、体内の代謝やエネルギー産生に関与します。
    • 不足すると口唇炎や角膜炎などを起こすことがありますが、摂り過ぎても尿として排泄されるため過剰症のリスクはほぼありません。

用法・用量と注意点

薬の服用時間や方法を象徴的に表現したイラスト。時計、カプセル、錠剤、薬の効果時間を示すグラフなどが淡い色調でデザインされており、服薬管理やタイミングの重要性を視覚的に伝える内容。

『ルルアタックEX』の用法・用量

成人(15歳以上)1回2錠1日3回
となっています。

15歳未満の方は服用しないでくださいということになっています。

イブプロフェンの入ってるものは15歳未満は飲まないで、となってますね。
ライ症候群を警戒して、という事だと思いますが…

ライ症候群
極めてまれですが、小児がインフルエンザや水痘・帯状疱疹にかかってる間にアスピリンなどのサリチル酸系の解熱鎮痛剤を飲むと発症する事があります。
症状は、脳浮腫や頭蓋内圧の上昇によって激しい吐き気・嘔吐、けいれん、意識障害、高アンモニア血症、低プロトロンビン血症、低血糖などが短期間に発現して、死に至ることもあります。
特別は治療法はなく、急性期を乗り越えても後遺症が生じることが少なくありません。

イブプロフェンはサリチル酸系ではなくて、プロピオン酸系と呼ばれるものになります。

国際的に小児の解熱にはアセトアミノフェンかイブプロフェンが推奨されているのに、市販薬だとイブプロフェンが使えないのは少しもったいないですね。

仕方ないので15歳未満の方は大人しくアセトアミノフェンが入ってるものにしましょう。

注意してほしいこと

いくつか注意点を書いておきます。

食後の服用: 「食後なるべく30分以内に」となっています。
イブプロフェンで胃痛が起こる方もいるので一応注意してください。
でもあまり心配は要らないです。

眠気に注意クレマスチンやジヒドロコデインで眠気が出やすい方もいるので注意してください。
服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください」となっています。
ただ、全然眠くならない方もいるのでそういう方は問題ないですね。
ちなみにこの製品にはカフェインは入っていません

喘息イブプロフェンによって喘息発作が誘発される事があります。
他の風邪薬や解熱鎮痛剤で喘息の症状が出た事がある人は、イブプロフェンではなくてアセトアミノフェンが入ってる風邪薬を選ぶと良いかと思います。

喘息治療中の方気管支拡張薬のメチルエフェドリンが入っているので、喘息を治療中の方はすでに服用(吸入)してる可能性があります。過剰摂取にならないように注意してください。

血栓:血栓が溶けにくくなるので、血栓症の方は注意を。
また、ピル(特にエストロゲンを含む低用量ピル)との併用は血栓のリスクを高める可能性があるので注意してください。

ジドブジン(商品名:レトロビル、コンビビル)服用中の方は禁忌となっています。(イブプロフェン)

服用期間: 風邪薬は症状を緩和するもので、風邪自体を治すわけではありません
3~4日服用しても症状が良くならない場合は、医師の診断を受けた方が良いかと思います。
ジヒドロコデインのオーバードーズ(過剰摂取)の問題もありますしね。
この製品の添付文書でも「5日間を超えて服用しないでください」と書いてあります。

妊娠中の方

妊娠後期(28週以降)の方は禁忌です。
(この風邪薬の添付文書には「出産予定日12週以内の妊婦は飲まないで」という書き方になっています)

イブプロフェンによって胎児の動脈管(心臓と大動脈をつなぐ血管)が収縮した、という報告があります。
妊娠後期の方はアセトアミノフェンという解熱鎮痛剤が入ったものにした方が良いかと思います。
アセトアミノフェンは短期間であれば問題ないとされています)

あとジヒドロコデインは妊娠28週以降は推奨されません
豪州ADECというオーストラリアの危険度分類があるのですが、それによればジヒドロコデインの分類はAとなり、
「多くの妊婦と妊娠可能年齢の女性によって服用されており、それによって先天奇形の発症率の上昇や、間接・直接の胎児に対する有害作用が確認されていない」ということで、
今までの使用経験上では大丈夫だったよ、ということになります。
ただ、違う基準(Briggs基準)によるとリスク4の「妊娠28週以降は胎児への危険性が示唆される」という分類になっています。

28週以前であれば問題はなさそうですが、メチルエフェドリンによって胎児が頻脈を起こすことがある、という事もありそうです。

結論としては、妊娠中の方はあえてこの製品を使う必要はないと考えます。
妊娠してる方でも安心して使える風邪薬は他にあります。
のどの炎症を抑えたいのであればトラネキサム酸がメインの薬もあるので、そういうのを選んだ方が良いかと思います。

あと、やっぱり妊娠してる方は市販薬は使わず受診して医師に薬を処方してもらった方が良いと思います。

授乳中の方

この薬の添付文書には「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けて下さい」と書いてあります。

ただ、それほど問題ないと考えます。

クレマスチンMothers’ Milk基準では「L4(悪影響を与える可能性あり)」となっています。
でもクレマスチンって1歳未満でも使えるんですよね。シロップもあるし。

ジヒドロコデインは基本的には「授乳を避けること」となっています。母乳に移行して乳児にモルヒネ中毒(傾眠、哺乳困難、呼吸困難等)が生じたとの報告があります。
母親に便秘や眠気などの副作用が出ている場合は授乳をやめた方が良いでしょうね。
似たようなものでデキストロメトルファンというのがあり、こちらは安全に使用可能となっています。

メチルエフェドリンに関してはデータがありません。
基本的には「避けてください」と言われる事が多いですが…生後3ヵ月から使える製品も存在します。

「多くの薬は母親が飲んだ量の1%未満しか母乳中に移行しない」という事を考えると心配はいらないかと思います。

心配であれば授乳後に薬を服用すると良いでしょう。次の授乳までに薬はかなり分解されてます。
この場合、食後とかは気にしないでOKです。4~5時間程度は時間を空けて、服用できるタイミングで服用してください。

別にこの製品である必要はないと思います。授乳中でも使える薬は他にもありますしね。
あと、薬を服用してる間だけ粉ミルクを使う手もあります。

妊娠・授乳中の薬物治療に関して不安を持つ方も多いかと思います。
そういう方の相談に乗ってくれる機関があるのでそこのサイトのリンクを貼っておきます。
妊娠と薬情報センター:https://www.ncchd.go.jp/kusuri/index.html

『ルルアタックEX』の特徴と利点と個人的な感想

なんていうか…よくある総合感冒薬ですね。
ちょっと期待外れです。
まあ、パッケージにも「のどの痛み 発熱・せき・鼻水に」と書いてあるから総合感冒薬なんですけど。

「のどの痛み」に特化するのであればトラネキサム酸とイブプロフェンだけで良いかと思いますが、結局いろいろと入ってますね。

確かにトラネキサム酸は他の風邪薬と比べると多めに入っています。
と言っても、医療用で使われるのが750~2,000mgなので最低量です。

イブプロフェンは450mg/日なので多くはないです。
他の薬で600mg/日入ってるのもありますし。

あとビタミンB2も入ってますが…これは気休めにすらならないでしょう。

咳止めはジヒドロコデインとメチエフェドリンの2種、あと去痰剤のブロムヘキシンも入ってます。
「のどの痛み」というよりも「咳」の方に効きそうな感じ。

対象となるのは「いろいろと症状はあるんだけど、つらいのは咳と喉の痛みかな?」という方ですね。

あとカフェインが入っていないので、カフェインを摂ると眠れなくなる方も良いかもですね。

使用した方の口コミ・レビューなど

『ものログ』というサイトの口コミです。

まず良い評価の方は、

・「試しにのんでみたら、治った?と思うぐらい即効性があった」
・「まあまあ効いている。 咳も楽になった」
・「自分には一番この薬が喉の痛みに効いた」

といった具合。

否定的な意見としては、

・「1粒が大きめなので飲みづらさを感じる」
・「値段が高い」
・「薬個包装が大きすぎていつも飛んでしまうので出しにくい」

といった感じ。

効果に対する評価は高めだと思います。
「効かなかった」という人は少なかったですね。

やっぱり「のどの痛みに効く」という意見が多かったです。
このへんは正直何とも言えないのですが…多少バイアスというかプラセボ効果があるかと思います。
「この薬はのどの痛みによく効きます!」と自信を持って言われると効く気がしますよね。大事。

否定的な意見は効果に対するものではなくて、
・飲みにくい
・包装から出しにくい
・値段が高い
の3つがほとんどを占めていました。

飲みにくいのと出しにくいのはいずれ改善されるかもしれないですね。
錠剤が大きいのであれば小さくして、1回2錠のところを1回3錠にすることもできるでしょうし。

値段に関しては、
Yahooショッピングで見ると、一番多い24錠ので1,700~2,000円くらいといったところでしょうか。

1日6錠だから24錠だと4日分。1日425~500円くらい
ん~、やっぱり高い方だと思います…。

公式ホームページに「症状別改善度」のデータが載っていました。

それによると、

他覚所見:「扁桃発赤」、「咽頭発赤」に対してそれぞれ98.7%、84.0%の高い改善率を示しました。
自覚所見:くしゃみ、鼻水、鼻づまり、悪寒、頭痛、筋肉の痛みで80%以上の高い改善率を示しました。
※公式ホームページ(https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_lulu/lulu-attack/ex/)より

とのことでした。

自覚所見の方で「のどの痛み」が入ってないのが面白いですね。
(「のどの痛み」は軽度改善以上が76.2%でした)

まとめ

明るく穏やかな風景を描いたイラスト。柔らかな日差しが広がる空には白い雲と飛び交う鳥たち、そして温かみのある色合いで描かれた川や木々、草花が春の訪れを感じさせる。画面の下部には手を広げて自然を満喫する人のシルエットが描かれており、心地よい外出を楽しむ様子が伝わる。

この記事では『ルルアタックEX』の主要成分、それぞれの効果、用法・用量、そして実際の使用者の声をご紹介しました。

「ルルアタック」のシリーズは特定の症状に特化してる、と思っていましたが…
「いろいろな症状に効くけど、特定の症状に対する成分が多め」という感じなんですね。
他の症状に対する成分も少なくはないです。

これをお勧めできるのは「風邪の症状全般的にあるけど、特に咳と喉の痛みがひどい」という方ですね。

値段はちょっと高いかな~と思います。
他のトラネキサム酸入りの風邪薬も高めなので仕方ないかもしれないですね。

トラネキサム酸が750mg/日入っているのは良いのですが…これでなくても良いかな?という感じです。

他の風邪薬については一覧を作ってあるのでこちらを見てみてください。まだ数は少ないですが。
風邪薬(総合感冒薬)一覧

風邪の症状で悩まされる方々にとって、この情報が少しでもお役に立てば幸いです。

ただし、ご紹介した内容は一般的な情報に基づいており、個々の体調や症状によって適切な対応は異なる場合があります。

効果を感じられない場合や、症状が改善しない場合は、適切な医療機関を訪れることをお勧めします

詳細な情報やご購入を検討される方は、公式ホームページを参照してください。

製品の公式ホームページはこちら:https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_lulu/lulu-attack/ex/

皆様の健康維持に役立つ情報をこれからも提供していきます。

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