「グアヤコールスルホン酸」の解説 
作用・使用上の注意・製品一覧

「グアヤコールスルホン酸」についての簡単な解説です。

この成分に関しては医療用では存在しなく、調べても情報が少ないです。すみません。
分かったことがあれば追記していこうと思います。

目次

グアヤコールスルホン酸を含む市販薬の製品一覧

解説記事を書いたことのある製品を載せています。

※ここでご紹介している製品がすべてではありません。
あと、すでに製造中止になっている製品もあるかもしれません。
そのへんはご了承くださいますようお願い申し上げます。

風邪薬(総合感冒薬)

クリック・タップで開きます。

製品名をクリック・タップすると、その製品の解説記事にいきます。

製品名1日あたりの成分量
新ルル-A錠s240mg

市販の風邪薬では1日最大250mgとなっています。
(「かぜ薬の製造販売承認基準について」より)

総合感冒薬(かぜ薬)の一覧表もあるので見てみてください。
製品ごとの主要成分も載せています。

分類・作用機序

グアヤコールスルホン酸カリウムの化学構造式

日本薬局方名称データベースより

分類

去痰薬」になります。

薬としてはカリウムがくっついた形で使うようですね。

作用機序

気道の分泌物を増やす作用があるようです。

グアヤコールはフェノール類の一種という事です。フェノールは消毒で使いますね。
グアヤコールスルホン酸にも弱い消毒作用があるそうです。

ちなみに、正露丸にクレオソートというのが入っていますが、その成分の一つがグアヤコールだそうです。
クレオソートは腸内の殺菌に使うものなので、消毒作用があるというのも分かりますね。

効果や使用方法

効果

ネバネバした痰を薄めて、痰を出しやすくします。

市販薬では風邪薬よりも、咳止めの薬やトローチに含まれている事が多いようです。
消毒作用もあるそうなので、トローチとして使うには良いですね。

気道分泌を増やすということは、去痰薬としてはアンブロキソールに近いのかな?
グアヤコールスルホン酸には線毛運動の改善については書いていませんでした。

去痰薬としてはアンブロキソールやカルボシステインが主流になっていて、それ以外の成分は今はあまり使われないですね。

医療用の使用例

医療用では存在しません。

用法・用量

今まで書いた事のある風邪薬では「新ルル-A錠s」にしか含まれていませんが、
1回80mg・1日3回(1日240mg)
ですね。
最大で1日250mgとなっています。

咳止めとして売られているものでは1回90mg・1日270mgが最大のようです。

使用上の注意点

副作用

副作用についてはデータが見つかりませんでした。

「気道の分泌を増やす」という作用を考えると、最初は痰の量が増える可能性がありますね。

また、これに限らずどんな薬でも胃腸障害やアレルギー症状が出る可能性はあります。
ただ、安全性はかなり高いようですね。1歳から使える製品もあります。

相互作用

他の薬や食べ物との飲み併せで問題になるものはないようです。

他の成分についてはこちらから。
成分の一覧表

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