「ルルアタック」シリーズの第二弾は『ルルアタックCX』。
製品名の付け方が「EX」とか「CX」とかなのでちょっと分かりにくいですよね。
どうせなら「ルルアタック・のど」とか「ルルアタック・せき」とかの方が分かりやすのに。
で、「CX」は咳に重点を置いた製品のようですね。
結局のところ、いろいろな成分が入ってるようなので総合感冒薬にはなってしまうと思いますが…
他の製品とどのくらい成分量が変わってくるのか見ていきましょう。
『ルルアタックCX』の基本情報
・製造会社:第一三共ヘルスケア
・主な成分
成分名 | 1日量(15歳以上の) | はたらき |
イブプロフェン | 450mg | 熱をさげ、痛みを和らげる |
ジヒドロコデインリン酸塩 | 24mg | 咳を抑える |
ノスカピン | 48mg | 咳を抑える |
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 | 60mg | 気管支をひろげ、咳を鎮める |
カルボシステイン | 750mg | 気道の粘液や粘膜を正常な状態に近づける |
グリチルリチン酸 | 39mg | のどや鼻の粘膜の炎症を鎮める |
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 | 3.5mg | 鼻水、くしゃみを抑える |
無水カフェイン | 75mg | 頭痛・頭重感を和らげる |
ベンフォチアミン(ビタミンB1誘導体) | 25mg | ビタミン補給 |
・包装
・錠剤:12錠、24錠
(PTP包装)
※『ルルアタックEX』には18錠包装のもあったのですが、CXにはないみたいです。
※このリンクはアフィリエイトリンクです。
それぞれの成分の解説
この製品には主な成分が9種類入ってます。
それぞれ解説していきますが、少し長くなるので折り畳みにしておきます。
興味のある方は読んでみてください。
※それぞれの成分の解説は、基本的には他の記事のと同じです。
製品内含量のところに少し固有のコメントをつけてるだけです。
イブプロフェン
クリック・タップで開きます。
・分類:いわゆる「解熱鎮痛剤」です。
50年ほど前から使われていて実績は十分ですね。
・効果:体内で痛みや炎症の原因となる特定の物質の作用を抑えることによって、頭痛や筋肉痛などの痛みを和らげる効果があります。
また、熱を下げるのを助ける作用もあります。
一般的な解熱鎮痛剤は小児に使えない事が多いのですが、これは小児にも適応があり使いやすいですね。
よく小児の頭痛などに処方されます。
国際的にも小児の解熱にはこのイブプロフェンかアセトアミノフェンが推奨されています。
(日本では小児の解熱には適応がありません。痛み止めとしてだけです。)
・臨床での使用例:いろいろな痛みや発熱に使えます。他の解熱鎮痛剤と同じですね。
ただ、あまり成人の方に処方されてるのは見ないかな?医師の好みもあると思いますが。
やっぱりどちらかと言うと小児に使う事の方が多いと思います。
・副作用と注意点:一番は胃に負担がかかる、という事でしょうか。胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの消化性潰瘍には禁忌となってます。
風邪のように短期間の使用であれば問題になることはないと思いますが、空腹時には飲まないようにした方が良いと思います。
あと、喘息をもってる方も注意してください。「アスピリン喘息」を誘発する可能性があります。
普段から痛み止めを飲んでいる方は、これを一緒に飲むと飲みすぎになる可能性があります。薬局で相談してみるといいでしょう。
長期間の服用は腎臓に負担がかかりますが、風邪のときに使うように短期間であれば問題ありません。
妊娠後期(28週以降)の方には禁忌となっています。胎児の動脈管(心臓と大動脈をつなぐ血管)が収縮した、という報告があります。
妊娠後期の方はアセトアミノフェンという解熱鎮痛剤が入ったものした方が良いかと思います。
・薬物相互作用:作用機序は不明ですが、ジドブジンというHIV感染症に使う薬とは併用禁忌になっています。血友病患者さんで出血しやすくなったとか。
イブプロフェンは、他の薬と一緒に使うときに注意が必要な成分があります。
特に、血をサラサラにする薬、一部の心臓病や高血圧の治療薬、そして特定の感染症や痛み・炎症を治療する薬との併用は、副作用のリスクを高めることがあります。
これらの薬をすでに使用している方は、イブプロフェンを含む製品を使う前に、医師や薬剤師に相談することをお勧めします。
イブプロフェンの併用注意の一覧です。少し多いので折り畳み。
(クリック・タップで開きます)
ワルファリン | ワルファリンの作用を増強するおそれがあります。 |
アスピリン | アスピリンの血小板凝集抑制作用を減弱するとの報告があります。 |
・抗凝血剤 ワルファリン等 ・抗血小板剤 クロピドグレル等 ・選択的セロトニン 再取り込み阻害剤(SSRI) フルボキサミン、 パロキセチン等 | 消化管出血が増強されるおそれがあります。 |
炭酸リチウム | リチウムの血中濃度が上昇し、リチウム中毒を呈したとの報告があります。 |
・チアジド系利尿薬 ヒドロクロロチアジド ・ループ利尿薬 フロセミド | これら利尿薬の作用を減弱するとの報告があります。 |
・ACE阻害剤 エナラプリル等 ・β遮断剤 プロプラノロール等 | 降圧作用が減弱するおそれがあります。 |
タクロリムス水和物 | 急性腎障害があらわれたとの報告があります。 |
・ニューキノロン系抗菌剤 エノキサシン水和物等 | 他の非ステロイド性消炎鎮痛剤で併用により痙攣があらわれたとの報告があります。 |
メトトレキサート | メトトレキサートの作用を増強するおそれがあります。 |
コレスチラミン | 本剤の血中濃度が低下するおそれがあります。 |
スルホニル尿素系血糖降下剤 クロルプロパミド、 グリベンクラミド等 | 血糖降下作用を増強(低血糖)することがあります。 |
CYP2C9阻害作用を有する薬剤 ボリコナゾール、フルコナゾール | イブプロフェンの血中濃度が上昇するおそれがあります。 |
・製品内含量(成人):この製品の1回分には150mg入っています。1日450mg。
医療用では成人に使う場合は1回200mg、1日600mg使います。
少なくはないけど多くもなく…市販薬としては無難なところでしょうか。
ジヒドロコデインリン酸塩
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・分類:「鎮咳薬」。いわゆる「咳止め」ですが、その中でも「中枢性麻薬性鎮咳薬」に分類されます。
・効果:咳中枢を抑制することで咳が出るのを抑えます。
もともと咳というのは、肺や気管などの呼吸器を守るために、外から入ってきた異物(ほこりとかウイルスとか)を外に追い出す生体防御反応です。
ほこりとかウイルスなどを気道の粘膜上にあるセンサーが感じ取ると脳にある咳中枢に信号が送られて咳が出るのですが、それを抑えるという事ですね。
あとは消化管の動きを抑制する効果もあります。
・臨床での使用例:基本的には強い咳に対して使います。できれば痰の絡んでない乾いた咳の時がいいです。
あと消化管の動きを抑制するので下痢止めとしても使いますね。
ただ、どちらの使い方でもあまり長期間は使いません。頓服という感じで症状が強い時だけ使います。
・副作用と注意点:この成分は効果的ではあると思うのですが、いくつか注意点があります。
まず、痰が絡んだ咳に対しては使いにくいです。
痰を硬くするので余計に痰が出しにくくなる可能性があります。
副作用としては、便秘、麻痺性イレウス(腸閉塞)、悪心・嘔吐、排尿障害、依存性、眠気、呼吸抑制、気管支痙攣などがあります。この中でも便秘(下痢止めとしても使うので)、眠気、悪心・嘔吐は出やすいです。
あと、以前から問題になっている「オーバードーズ(過剰摂取)」の大半はこのコデインのようです。
市販で買えるとは言え麻薬の一種には変わりありません。
長期間の使用や高用量の使用は依存性を引き起こす恐れがあるため、指示された用量を厳守し、症状の改善が見られない場合は専門家に相談してください。
・薬物相互作用:他の薬と一緒に飲むことで副作用が出やすくなる事があるので、普段飲んでる薬がある方は薬局で相談してみてください。
下に相互作用の表を載せておきます。
モノアミン酸化酵素阻害剤 三環系抗うつ剤 β-遮断剤 アルコール | フェノチアジン系薬剤、バルビツール酸系薬剤等呼吸抑制、低血圧及び顕著な鎮静又は昏睡が起こることがあります。 |
ワルファリン | ワルファリンの作用が増強されて出血しやすくなることがあります。 |
抗コリン作動性薬剤 | 麻痺性イレウスに至る重篤な便秘又は尿貯留が起こるおそれがあります。 |
・製品内含量(成人):この製品の1回分には8mg入っています。1日24mg。
医療用では1回10mg、1日3回まで使います。
他の大体の市販薬と同じ量ですね。
ノスカピン
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・分類:いわゆる「咳止め」ですが、その中でも「中枢性非麻薬性鎮咳薬」に分類されます。
同じ中枢性の咳止めの「ジヒドロコデイン」や「デキストロメトルファン」と似たようなものですが、こちらは習慣性はないとされています。構造式もかなり違いますね。
・効果:咳中枢を抑制することで咳が出るのを抑えます。
あとこの成分は気管支を拡張する作用も少しあるようですね。
・臨床での使用例:医療用の「ノスカピン」単体のものは存在するようですが、私は見た事がありません。
医療用の総合感冒薬の「アストーマ配合カプセル」という薬に配合されているようですが…これも見た事がないですね。あまりメジャーではないと思います(個人的感想です)。
・副作用と注意点:麻薬性と違い、耐性や依存性もなく使いやすそうですが、稀に眠気、便秘、吐き気などが出るようです。このへんの副作用は麻薬性のものと同じですね。
・薬物相互作用:添付文書によると他の薬との相互作用はないようです。
・製品内含量(成人):この製品の1回分には16mg入っています。1日48mg。
医療用では1回10~30mg、1日3~4回使います。最高で1日120mgになりますね。
こうして見ると少なく感じますが、この製品には他にも咳止めが入っていますしね。
dl-メチルエフェドリン塩酸塩
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・分類:「交感神経刺激薬」になります。
自律神経には交感神経と副交感神経と2つあって、そのうちの交感神経に働くものです。
・効果:交感神経には大きく分けて「α受容体」と「β受容体」という2種類の受容体があって、メチルエフェドリンはその両方を刺激します。
さらに「β受容体」は「β1」「β2」などいくつかタイプがあります(今分かっているのは「β3」まで)。
メチルエフェドリンを風邪薬として使う場合は、主に「β2刺激薬」として使います。
気管支には交感神経のβ2受容体というのがあって、そこにメチルエフェドリンがくっつくと気管支が拡張して呼吸が楽になります。
ただ、交感神経の受容体は全身のあちこちにあるので、思わぬ副作用が出ることがあります。
あとメチルエフェドリンには中枢性の鎮咳作用もあるようですね。
・臨床での使用例:気管支喘息や気管支炎、結核、風邪の咳など、咳や呼吸の症状に使います。
あと抗アレルギー作用も持っていて蕁麻疹や湿疹にも適応がありますが、これらに使ってるのは見た事がありません。
・副作用と注意点:副作用としては、動悸が出やすいかと思います。
あとは手の震えが出ることもあります。どちらも薬を止めると症状も治まるはずです。
ただ、過度に使用すると不整脈からの心停止をする事もあり、注意が必要です。通常使う量ならまず問題にはならないですね。心疾患のある方は注意してください。
あと、甲状腺の機能を亢進させたり、血圧が上がったり、血糖値が上がったりすることもあります。
甲状腺機能亢進症、高血圧、糖尿病の方は注意してください。
・薬物相互作用:カテコールアミン製剤(アドレナリン、イソプレナリン塩酸塩等)とは併用禁忌になります。この辺は循環不全の急性期(いわゆるショック)に使うものなので、あまり通常は使われるものではありません。
併用注意もいくつかあるので載せておきます。
・モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤 セレギリン塩酸塩 ラサギリンメシル酸塩 サフィナミドメシル酸塩 | 作用が増強されるおそれがあるので、減量をするなどしてください。 |
・甲状腺製剤 チロキシン リオチロニン等 | 作用が増強されるおそれがあるので、減量をするなどしてください。 |
・キサンチン誘導体 テオフィリン ・ステロイド剤 プレドニゾロン ・利尿剤 アミノフィリン | 血清カリウム値が低下するおそれがあります。 併用する場合には定期的に血清カリウム値を観察して、用量について注意してください。 |
喘息を治療中の方は、これに似た系統の成分をすでに服用してる可能性があるので注意してください。飲み薬としてではなく、吸入薬の中に入っていることが多いです。
・製品内含量(成人):この製品の1回分には約20mg入っています。1日60mg。
医療用では、1日に75~150mg使われます。
1日60mgは他の一般的な市販薬と同じ量ですね。60mgを超えるのは今のところ見た事がありません。
カルボシステイン
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・分類:「去痰薬」の中の「気道粘液修復薬」になります。
・効果:痰そのものをサラサラにしたり、粘膜を正常化して線毛の運動を改善することで痰を出しやすくします。
・臨床での使用例:痰が絡む咳とか、慢性の気管支炎、気管支喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)によく使われます。
あと副鼻腔炎によく使われますね。小児だと滲出性中耳炎の排膿にも使われます。
排痰・排膿だと真っ先に使われる薬ですね。
・副作用と注意点:カルボシステインは一般的に非常に安全性が高いと考えられています。
ただし、ごく稀に薬疹が出る方もいますので、使用に際しては一応注意してください。
・薬物相互作用:特にありません。
・製品内含量(成人):この製品の1回分には250mg入っています。1日750mg。
医療用では1回250~500mg使います。1日750~1,500mg。
ただ、大人には通常1日1,500mg使うのでちょっと少ないかもですね。
グリチルリチン酸
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・分類:いろいろと作用があるのですが…あえて分類すると「肝機能改善薬」でしょうか。
もちろん風邪薬に入っている以上、風邪に効く作用もありますけど。
甘草(カンゾウ)という生薬に含まれる成分です。
・効果:抗アレルギー、抗炎症、免疫調節、肝細胞増殖作用などいろいろな効果がありますね。
・臨床での使用例:医療用では「グリチルリチン酸」単独の薬はないと思います。
グリチルリチン酸配合の飲み薬や注射薬があるのですが、飲み薬では「グリチロン」という薬がよく使われます。と言っても今はあまり使われないですけど。
適応としては、慢性肝疾患における肝機能改善、湿疹・皮膚炎、円形脱毛症、口内炎、小児ストロフルスとなっています。
風邪の時に処方されたことは見た事がないです。主に肝機能の改善を目的に使用するものですね。
あと皮膚科でも使われるかな?
・副作用と注意点:カリウムを下げる作用があるので、低カリウム血症の方は注意した方が良いでしょう。
通常使う分にはほとんど副作用はありません。
ただ、多めの量を長期間飲んでると「偽アルドステロン症」といって血圧が上がったり浮腫みが出たりします。
・薬物相互作用:カリウム関係で併用注意があります。
ループ・サイアザイド系の 利尿剤 | 利尿剤とグリチルリチン酸の両方にカリウムを下げる作用があるので、 低カリウム血症(脱力感、筋力低下等)があらわれるおそれがあります。 |
モキシフロキサシン (アベロックス) | グリチルリチン酸によってカリウムが低下した場合、心室性頻拍、QT延長などの不整脈を起こすおそれがあります。 |
あと、先にも書きましたがグリチルリチン酸は甘草(カンゾウ)という生薬に含まれている成分です。
この甘草は、かなり多くの漢方薬に配合されています。
漢方薬を常用している方は、ご自身の服用している漢方に甘草が入っていないか確認した方が良いでしょう。
(と言っても、この製品に入ってる量はかなり少ないです)
・製品内含量(成人):この製品の1回分には約13mg入っています。1日39mg。
医療用では1回50~75mg、1日3回なので1日150~225mg。
小児でも1回25mg、1日3回は使いますが…
ん~、補助的な感じでしょうか?
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩
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・分類:「抗ヒスタミン薬」と呼ばれるものです。
その中でも第一世代と呼ばれるものですね。
第一世代と第二世代は似たようなものですが、多少効果や副作用が変わってきます。
あと、クロルフェニラミンマレイン酸塩には「d(ディー)体」と「l(エル)体」というのがあります。
他の製品ではd体とl体の両方が入ってるものが多いのですが、この製品にはd体だけを入れてるみたいですね。
l体の方は抗ヒスタミン作用があんまりなくて眠気の副作用があります。特にメリットはありません。
・効果:アレルギー反応を引き起こすヒスタミンという物質の働きをブロックします。
これにより、鼻水やくしゃみ、痒みなどのアレルギー症状を緩和します(抗ヒスタミン作用)。
ただ、鼻水を抑える効果はありますが、鼻づまりの方にはあまり効きません。
(製品の説明書には「くしゃみ、鼻みず、鼻づまりなどの症状をおさえます」と書いてますけど)
この成分には抗ヒスタミン作用の他に、抗嘔吐作用や抗コリン作用というものがあります。
あと、第二世代と比べると効果の発現が早めですね。
・臨床での使用例:アレルギー性疾患全般に使っています。
アレルギー性鼻炎、上気道炎の鼻水・くしゃみ、蕁麻疹、湿疹など。
とにかく鼻水とくしゃみ、痒みがあればこの系統を使います。
病院ではあまりファーストチョイスにはならないかな?第二世代が効かない場合に使うといった感じです。
でもこのd体だけのは今でも結構使われてますね。眠気などは出やすいですが効果も強い印象です。
・副作用と注意点:この成分は注意点が多いです。
抗コリン作用により眼圧が上昇したり、排尿困難や尿閉などが現れることがあるので、
閉塞隅角緑内障、前立腺肥大など下部尿路閉塞疾患がある方には禁忌となります。
(と言っても、この2つの疾患を持ってる方は大体治療されているので大丈夫な場合が多いです。主治医に訊いてみてください)
出やすい副作用としては眠気や口渇があります。
ただ、すごく個人差が大きいので何ともない人は本当に何ともありません。それでも最初に飲んだ後は注意してください。
口渇については特に問題にはならないですが、結構カラッカラになって不快です。私はですが。
・薬物相互作用:併用注意のものがあるので載せておきます。
バルビツール酸系薬剤等 アルコール | 相互に作用を増強することがあるので、併用する場合には減量するなどしてください。 |
モノアミン酸化酵素阻害剤 | 相互に作用を増強することがあるので、併用する場合には減量するなどしてください。 |
抗コリン作動性薬剤ブチルスコポラミン臭化物 アトロピン硫酸塩水和物等 | 相互に作用を増強することがあるので、併用する場合には減量するなどしてください。 |
ドロキシドパ ノルアドレナリン | 血圧の異常上昇を来すおそれがあります。 |
併用禁忌というわけではないので、なんか眠いな~、ふらふらするな~と感じたら風邪薬の量を減らして様子をみてください。
・製品内含量(成人):この製品の1回分には約1.17mg入っています。1日3.5mg。
医療用では1回2mgので1日1~4回、または1回6mgので1日2回使います。1日8~12mgですね。
3.5mgはちょっと少ないかな?でも眠気なども出やすいので少なくしてるのかもしれないですね。
無水カフェイン
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※「無水カフェイン」と「カフェイン水和物」というのがありますが似たようなものなので、ここでは同じものとして扱います。
・分類:薬効分類でいえば「中枢興奮・鎮痛剤」になります。「中枢性呼吸刺激薬」にもなります。「キサンチン誘導体」というものの一種でもあります。
・効果:カフェインは、頭をすっきりさせたり、エネルギッシュな気分にさせたりする効果があります。それによって、心臓が活発に動いて血の流れが良くなるので、結果としてトイレに行く回数が増えることがあります。
また、カフェインは頭の中の血管を少し狭めることで、頭痛を和らげる効果もあります。
あと気管支を拡張させる作用があるので、昔はコーヒーを喘息の特効薬として使ってたみたいですね。
・臨床での使用例:そもそもあんまり使われないのですが、一番使われるのは頭痛でしょうか。脳血管を収縮させるので、血管拡張型の頭痛に使います。
一応眠気や倦怠感にも適応があるのですが、それ目的で処方されたことは一度も経験ありません。
でも医療用ではなく一般的には眠気やだるさに対してが一番使われるでしょうね。
「無水カフェイン」は「早産・低出生体重児における原発性無呼吸症」に適応があります。
市販薬に入ってることが多いですが、これは眠気防止かなと思います。あとは「元気になった気にさせる」といったところでしょうか。エナジードリンクが良い例ですね。
・副作用と注意点:副作用として不眠や振戦(手の震え)、動悸などがあります。
あと胃酸の分泌が増えるので消化を助けますが、空腹時に飲むと胃が荒れます。コーヒーには牛乳を入れましょう。ブラックを飲むなら食後にどうぞ。
・薬物相互作用:併用注意のものがいくつかあります。禁忌ではないです。
・他のキサンチン系薬剤 アミノフィリン水和物 ジプロフィリン テオフィリン等 ・中枢神経興奮薬 エフェドリン塩酸塩 マオウ等 | 過度の中枢神経刺激作用が現れることがあります。 |
・MAO阻害剤 セレギリン塩酸塩 ラサギリンメシル酸塩 サフィナミドメシル酸塩 | 頻脈、血圧上昇等が現れることがあります。 |
シメチジン | 過度の中枢神経刺激作用が現れることがあります。 |
カフェインもキサンチン系になるので、同じ系統を摂取すると過量投与になります。喘息ある人は服用してる可能性があるので注意してください。
マオウは漢方薬に入ってることが多いです。知らずに摂ってることがあるのでこれも注意を。
MAO阻害薬はパーキンソン病に使うので、パーキンソンの方は注意してください。
シメチジンは胃薬ですね。今はあんまり使われないですが、飲んでる方は注意を。
でもどれもあまり気にしなくて良いかと思います。症状が出るようならカフェインを減量してください。
カフェインは一般的な飲み物にもよく含まれているので、農林水産省のサイトにあった表を載せておきます。
カフェインは一般的な飲み物にもよく含まれていますが、その含有量は製品やブランド、調理法によって大きく異なります。ここで紹介するのはあくまで一般的な平均値または範囲であり、正確なカフェイン含有量については、各製品のラベルやメーカーの情報を参照してください。
・製品内含量(成人):この製品の1回分には25mg入っています。1日75mg。
医療用では、1回100~300mg、1日2~3回となっています。
厚生労働省のサイトによると、「悪影響のない一日当たりの最大摂取量」の目安というのは個人差が大きく、日本でも国際的においても明確に設定はされていないようです。
例えば、
・カナダでは健康な成人だと1日400mg、妊娠中の方、授乳中の方は1日300mgまで。
・イギリスでは妊娠中、授乳中の方は1日200mgまでとなっています。
厚生労働省のサイトにもカフェインの過剰摂取についての記事があるので興味のある方は目を通してみてください。(厚生労働省のサイト→https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html)
ベンフォチアミン(ビタミンB1誘導体)
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・分類:「ビタミン剤」ですね。その中の「水溶性ビタミン」になります。
ビタミンには脂溶性と水溶性がありますが、水溶性は摂り過ぎた場合でもおしっこの中に出てしまうので副作用というものはほぼありません。
ビタミンB1にはいくつかありますが、「チアミン」と付いてるのは全部ビタミンB1だと思って良いかと思います。
「誘導体」というのは気にしなくてOKです。簡単に言えば「改良したもの」という感じです。
ビタミンB1そのものは吸収があまり良くないのですが、その吸収が良くなるように改良したものですね。
・効果:糖からエネルギーを作り出すのに必要なビタミンですね。
ビタミンB1が不足すると食欲不振、疲労、だるさなどの症状が出てきます。
さらに不足すると、脚気(足のむくみ、しびれ、動悸・息切れ)や、脳症などの症状が出ます。
重篤な場合は死亡する事もあるので、かなり重要なビタミンですね。
玄米ではなく精白米を食べるようになった時代に脚気が流行ったのは有名な話ですね。
・臨床での使用例:医療用でももちろんあるのですが、外来ではあんまり使われるものでもないんですよね。
大体の方は通常の食事で足りてるわけで、あえてこれを処方する意味があるのかな?と思います。
処方されてる人も「なんか疲れやすくて」と先生に話したら処方された、という感じです。
ただ、TPN(中心静脈栄養)と呼ばれる高カロリーの輸液を投与する場合は必須になります。
・副作用と注意点:医療用のビタミンB1である「アリナミンF」の添付文書を見ると、一応副作用として「発疹、そう痒感、悪心、胸やけ、胃痛、胃部不快感、下痢、口内炎」があるのですが…
副作用というものの注意点として「臨床試験の間に出たものすべてを記録しないといけない」というのがあります。
その薬を飲んでる間に出た症状、と言う事になりますが、薬によるものではないものも含まれてしまいます。
ビタミンB1はいろんな食材にも含まれているものですし、ここに関しては心配しなくていいかと思います。
あと、先にも書きましたがビタミンB1は「水溶性ビタミン」になるので摂り過ぎても排泄されます。
基本的に、過剰摂取による過剰症というものがありません。
ただ、薬に含まれている添加剤に対してアレルギー症状を起こすこともあるので、そこは注意です。
・薬物相互作用:ビタミンB1にはありません。
・製品内含量(成人):この製品の1回分には約8.3mg入っています。1日25mg。
医療用では1日5~100mgとなってます。
まあ、なくても良いと思いますけど…あっても邪魔にはならないですね。
『ルルアタックCX』の主要成分の効果と注意点のまとめ
9つの成分について解説してきましたが、まとめると以下のようになります。
- イブプロフェン
- 解熱鎮痛剤。痛みや炎症を抑え、風邪の不快感を軽減します。
- 副作用として胃に負担がかかることがあり、アスピリン喘息の誘発などのリスクにも注意が必要です。
- ジヒドロコデインリン酸塩
- 中枢性麻薬性鎮咳薬で、咳中枢を抑制して咳を抑えます。
- 乾いた咳や下痢に対して使用されますが、痰を硬くする可能性や依存性、眠気などの副作用に注意が必要です。
- ノスカピン
- 中枢性の非麻薬性鎮咳薬で、咳を抑える効果があります。
- 副作用や依存性はあまりなく使いやすいですね。
- dl-メチルエフェドリン塩酸塩
- 気管支拡張作用があり、咳を鎮めたり呼吸を楽にします。
- 副作用には動悸や手の震えがあり、心疾患のある方は特に注意が必要です。
- カルボシステイン
- 去痰薬の気道粘液修復薬で、痰をサラサラにして粘膜を正常化し、痰を出しやすくします。
- 副作用は非常に少ないですが、稀に薬疹が出ることがあります。
- グリチルリチン酸
- 抗アレルギー・抗炎症作用があり、のどや鼻の粘膜の炎症をしずめます。
- 低カリウム血症に注意。だるさや痺れ、こむら返りや麻痺などがあったら中止して受診してください。
- 甘草が入っている漢方薬を飲んでいる方は注意を。
- d-クロルフェニラミンマレイン酸塩
- 鼻水やくしゃみ、痒みを抑えますが、鼻づまりにはあまり効きません。
- 抗コリン作用により眼圧上昇や排尿困難などの副作用があり、特に眠気に注意が必要です。
- 無水カフェイン
- 中枢興奮・鎮痛剤として、覚醒作用を持ち、頭痛や眠気防止に効果的です。
- 副作用には不眠や振戦、動悸があり、他のキサンチン系薬剤や中枢神経抑制剤との併用に注意が必要です。
- ベンフォチアミン(ビタミンB1誘導体)
- 水溶性ビタミンで、糖からエネルギーを作り出すのに必要です。
- 摂り過ぎても尿として排泄されるため過剰症のリスクはほぼありません。
用法・用量と注意点
『ルルアタックCX』の用法・用量
・成人(15歳以上):1回2錠・1日3回
となっています。
15歳未満の方は服用しないでくださいということになっています。
イブプロフェンの入ってるものは15歳未満は飲まないで、となっています。
ライ症候群を警戒して、という事だと思いますが…
イブプロフェンはサリチル酸系ではなくて、プロピオン酸系と呼ばれるものになります。
国際的に小児の解熱にはアセトアミノフェンかイブプロフェンが推奨されているのに、市販薬だとイブプロフェンが使えないのは少しもったいないですね。
仕方ないので15歳未満の方は大人しくアセトアミノフェンが入ってるものにしましょう。
注意してほしいこと
いくつか注意点を書いておきます。
・食後の服用: 「食後なるべく30分以内に」となっています。
イブプロフェンで胃痛が起こる方もいるので一応注意してください。
でもあまり心配は要らないです。
・眠気に注意:クロルフェニラミンやジヒドロコデインで眠気が出やすい方もいるので注意してください。
「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください」となっています。
ただ、全然眠くならない方もいるのでそういう方は問題ないですね。
あと一応この製品にはカフェインが入っています。
・喘息:イブプロフェンによって喘息発作が誘発される事があります。
他の風邪薬や解熱鎮痛剤で喘息の症状が出た事がある人は、イブプロフェンではなくてアセトアミノフェンが入ってる風邪薬を選ぶと良いかと思います。
・喘息治療中の方:気管支拡張薬のメチルエフェドリンが入っているので、喘息を治療中の方はすでに服用(吸入)してる可能性があります。過剰摂取にならないように注意してください。
・ジドブジン(商品名:レトロビル、コンビビル)服用中の方は禁忌となっています。(イブプロフェン)
・漢方薬服用中の方:グリチルリチン酸は甘草(カンゾウ)という生薬に含まれる成分ですが、過剰摂取で偽アルドステロン症の副作用が出る場合があります。
漢方薬を飲んでる方は注意してください。カンゾウが入っていないものであれば問題ありません。
・服用期間: 風邪薬は症状を緩和するもので、風邪自体を治すわけではありません。
3~4日服用しても症状が良くならない場合は、医師の診断を受けた方が良いかと思います。
ジヒドロコデインのオーバードーズ(過剰摂取)の問題もありますしね。
この製品の添付文書でも「5日間を超えて服用しないでください」と書いてあります。
妊娠中の方
妊娠後期(28週以降)の方は禁忌です。
(この製品の添付文書には「出産予定日12週以内の妊婦は飲まないで」という書き方になっています)
イブプロフェンによって胎児の動脈管(心臓と大動脈をつなぐ血管)が収縮した、という報告があります。
妊娠後期の方はアセトアミノフェンという解熱鎮痛剤が入ったものにした方が良いかと思います。
(アセトアミノフェンは短期間であれば問題ないとされています)
あとジヒドロコデインは妊娠28週以降は推奨されません。
豪州ADECというオーストラリアの危険度分類ではジヒドロコデインの分類はAとなり、
「多くの妊婦と妊娠可能年齢の女性によって服用されており、それによって先天奇形の発症率の上昇や、間接・直接の胎児に対する有害作用が確認されていない」ということで、
今までの使用経験上では大丈夫だったよ、ということになります。
ただ、違う基準(Briggs基準)によるとリスク4の「妊娠28週以降は胎児への危険性が示唆される」という分類になっています。
28週以前であれば問題はなさそうですが、メチルエフェドリンによって胎児が頻脈を起こすことがある、という事もありそうです。
あとグリチルリチン酸ですが、医療用のグリチロンの添付文書には「グリチルリチン酸一アンモニウムを大量投与したときの動物実験(ラット)において腎奇形等が認められている」との記載があります。
ただ、この製品に入っている量であればまず問題はないかと思います。
結論としては、妊娠中の方はあえてこの製品を使う必要はないと考えます。
妊娠してる方でも安心して使える風邪薬は他にあります。
あと、やっぱり妊娠してる方は市販薬は使わず受診して医師に薬を処方してもらった方が良いと思います。
授乳中の方
この薬の添付文書には「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けて下さい」と書いてあります。
ただ、こちらについてはそれほど問題ないと考えます。
Mothers’ Milk基準では、この風邪薬に入ってる成分の中で一番リスクの高いものでも「L3(概ね適合)」となっています。(ジヒドロコデインとクロルフェニラミンがL3)
ジヒドロコデインは基本的には「授乳を避けること」となっています。母乳に移行して乳児にモルヒネ中毒(傾眠、哺乳困難、呼吸困難等)が生じたとの報告があります。
母親に便秘や眠気などの副作用が出ている場合は授乳をやめた方が良いでしょうね。
似たようなものでデキストロメトルファンというのがあり、こちらは安全に使用可能となっています。
メチルエフェドリンに関してはデータがありません。
基本的には「避けてください」と言われる事が多いですが…生後3ヵ月から使える製品も存在します。
「多くの薬は母親が飲んだ量の1%未満しか母乳中に移行しない」という事を考えると心配はいらないかと思います。
心配であれば授乳後に薬を服用すると良いでしょう。次の授乳までに薬はかなり分解されてます。
この場合、食後とかは気にしないでOKです。4~5時間程度は時間を空けて、服用できるタイミングで服用してください。
別にこの製品である必要はないと思います。授乳中でも使える薬は他にもありますしね。
あと、薬を服用してる間だけ粉ミルクを使う手もあります。
『ルルアタックCX』の特徴と利点と個人的な感想
なんていうか、「ルル」って全体的に成分の種類が多いんですよね。
「新ルルA」シリーズも多かったし。
この製品も9種類入っています。
咳に重点を置いてるということで、
・咳止め:ジヒドロコデイン・ノスカピン・メチルエフェドリンの3種
・去痰剤:カルボシステイン
が入っていますが…
この3つの咳止めは「新ルルA」シリーズの『新ルル-A錠s』や『新ルルAゴールドs』にも同じ量が入っています。去痰剤も違うのが入っています。
『ルルアタックCX』と『新ルル-A錠s』・『新ルルAゴールドs』を比較してみましょう。
『ルルアタックCX』 | 新ルル-A錠s』 | 『新ルルAゴールドs』 | 『|
解熱鎮痛剤 | イブプロフェン | アセトアミノフェン | アセトアミノフェン |
咳止め | ジヒドロコデイン ノスカピン メチルエフェドリン | ジヒドロコデイン ノスカピン メチルエフェドリン | ジヒドロコデイン ノスカピン メチルエフェドリン |
鼻水の薬 | クロルフェニラミン | クレマスチン | クレマスチン ベラドンナ総アルカロイド |
痰の薬 | カルボシステイン | グアヤコールスルホン酸 | ブロムヘキシン |
ビタミン剤 | ビタミンB1 | ビタミンB1 | ビタミンB1 |
カフェイン | 入ってる | 入ってる | 入ってる |
その他 | グリチルリチン酸 | なし | なし |
咳止め以外は全部微妙に変えてきていますが、内容としてはほぼ同じです。
特徴的なのはグリチルリチン酸が入っていることですが…量も少ないし補助的なものでしょう。
個人的には去痰剤がカルボシステインなのが「ちょっと良いかな?」という感じです。
かと言って、これも正直大差ないでしょうね。効果も人によりけりでしょうし。
あと、アセトアミノフェンだと痛みが良くならない、という人には良いかもしれませんね。
ただ、イブプロフェンの量は多くはないですけど。
否定的に書いてるように思うかもしれませんが、この製品単独で見た場合では「咳に重点を置いた総合感冒薬」という事であればバランスは悪くないと思います。
あとは値段ですね。次の項目で書きます。
使用した方の口コミ・レビューなど
『ものログ』というサイトの口コミです。
まず良い評価の方は、
といった具合。
否定的な意見としては、
といった感じ。
効果に対する評価は高めだと思います。
「効かなかった」という人は少なかったですね。相性はあると思いますが。
「咳に効いた」という意見は多かったです。
咳止めが3種入ってますしね。これが効かないのであれば受診した方が良いかと思います。
否定的な意見の大半は「値段が高い」ということでした。
値段に関しては、
Yahooショッピング(送料込み)で見ると、12錠ので1,300~1,700円くらい、24錠ので2,500円くらいでした。
1日6錠だから24錠だと4日分。1日600円くらい。
1日600円は高いですね…
「咳がつらい」というのであれば、先の項目で比較した『新ルル-A錠s』や『新ルルAゴールドs』にも同じ咳止めの成分が同じ量入っていますし、値段も安いですね。
・『新ルル-A錠s』は1日140~190円くらい
・『新ルルAゴールドs』は1日180円くらい
成分同士の相乗効果もあるでしょうし何とも言えないのですが…
特にこだわりがないのであれば『新ルル-A錠s』で良いかと思います。
まとめ
この記事では『ルルアタックCX』の主要成分、それぞれの効果、用法・用量、そして実際の使用者の声をご紹介しました。
正直なところ、残念ながらあまりお勧めできるものではありませんね。
成分構成は良いんです。バランスは悪くないと思います。
でも値段が高いです。
既存の商品の成分をちょっと変えてパッケージを新しくしたってだけな印象ですね。
「咳をしずめたい」というのであれば、代替可能で安価な製品が他にあります。
しかも同じメーカーので。
風邪の症状で悩まされる方々にとって、この情報が少しでもお役に立てば幸いです。
ただし、ご紹介した内容は一般的な情報に基づいており、個々の体調や症状によって適切な対応は異なる場合があります。
効果を感じられない場合や、症状が改善しない場合は、適切な医療機関を訪れることをお勧めします。
詳細な情報やご購入を検討される方は、公式ホームページを参照してください。
皆様の健康維持に役立つ情報をこれからも提供していきます。
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